公開日:7月19日 更新日:7月19日
「テレビを観る派」か「YouTube派」かで、実は価値観バレてます
お見合いや仮交際で、会話がふと途切れたとき。
なんとなく聞いてみる王道質問のひとつ。
「お休みの日って、何してますか?」
その答えが…
「家でテレビを観ていることが多いですね」
とか、
「最近はYouTubeばかり観てます」
この一言、実は“価値観の地雷センサー”になっていることがあります。
婚活カウンセラーとしてたくさんの仮交際の終了理由を聞いてきましたが、「悪い人じゃないんだけど、なんか合わなかったんですよね…」の裏にこうした“生活リズムや情報感度の違い”が潜んでいるケースはとても多いです。

テレビ派=“共有前提” YouTube派=“個別最適”
まず前提としてテレビとYouTubeは同じ映像コンテンツでありながら、その設計思想がまったく違います。
テレビ:みんなで同じものを“同じ時間に”観る
YouTube:自分の観たいものを“好きな時間に”観る
これは情報の受け取り方にとどまらず、「人との関わり方のスタンス」にもそのまま出ます。
テレビ派の人は…
→ 「一緒に観る」「番組にツッコむ」「その話で盛り上がる」
YouTube派の人は…
→ 「自分のタイミングで観たい」「ひとりで集中したい」「細切れに楽しみたい」
つまり、「テレビかYouTubeか」は“共感型”か“没入型”かの違いなのです。
婚活ではどれだけ会話ができるか、よりも「一緒に楽しめる時間がイメージできるか」が重要です。
そしてその第一歩が“コンテンツの共有感”なんですよね。
例えば…
・「昨日のドラマ観ました?」で盛り上がる2人
・「あの芸人さん、また変なこと言ってましたよね(笑)」で笑える空気
こういうの、YouTubeどっぷりの生活にはあまりありません。
逆にYouTube派の人にとっては、
・「今さらテレビ?見てる時間あるんだ…」
・「同じ番組ずっと観てるの飽きませんか?」
なんて、ちょっとズレた空気が生まれてしまうこともあります。

“おうち時間”の使い方が、結婚生活を左右する
これはリアルな話ですが、仮交際→本交際→成婚へ進んだあとに実は「家での過ごし方」が合わずに別れた方もいます。
例えば…
片方は「ダラッとテレビ観ながらおしゃべりしたい」
もう片方は「一人でヘッドホンつけて動画観たい」
これ、どちらが悪いというわけではありません。
でも、「休みの日に一緒にいたのに会話ゼロだった」となると、“相性の限界”が見えてきます。
つまり「テレビ派かYouTube派か」は「休日の温度感」や「静けさの許容量」にも直結する、とてもとても重要なポイントなのです。
ここまで聞くと、「え、YouTube派の人は結婚向いてないんですか?」と誤解されそうですが、もちろんそんなことはありません。
大切なことは、「自分がどっち寄りなのか、相手はどっちなのかを“早めに知っておくこと”」です。
例えば…
「夜はテレビつけっぱなしで寝落ちするタイプなんです」
「自分の好きなジャンルを、ひとりで観たい派です」
これをお見合いの段階で話しておくことで“無意識のギャップ”を避けられる可能性がぐんと上がります。

観てるものより、“観かた”が未来を決める
婚活においては「どの番組が好きか」より「どう楽しむか」「一緒に観たいタイプか」が将来の生活イメージと密接につながっています。
■話題を共有したい人
■一緒に笑いたい人
■同じ空間で、別々のことをしてもOKな人
この“距離感の好み”が合う相手と出会えると結婚は一気に現実的になります。
「テレビ派ですか?YouTube派ですか?」
これはただの趣味の話ではありません。
“人生のペース”と“心地よい距離感”を知る質問です。
別にどちらであってもいいのです。
でも、そのスタイルをきちんと“言葉にして伝えること”が相性の良い人と出会う第一歩なのかもしれません。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。