公開日:8月21日 更新日:8月21日
結婚相談所で“なぜか選ばれない人”がやりがちな自己紹介の一言
結婚相談所で活動していると、「プロフィールも悪くない」「条件も揃っている」…なのに、なぜか選ばれない。そんな人には共通点があります。
その原因は、実は「自己紹介の一言」に隠れていることが多いのです。
今回は、婚活現場でよく耳にする“残念な自己紹介ワード”と、その裏にある心理、さらに改善のヒントをお伝えします。

この記事の目次
「普通です」──個性を消す危険ワード
お見合いや初回デートの自己紹介で、「趣味は特にないです」「仕事は普通の会社員です」と言ってしまう人。
これは一見、謙虚に見えますが、聞き手には「印象ゼロ」に映ります。
婚活はオーディションではなく、人柄を伝える場。
だからこそ、“普通”という言葉で自分を薄めてしまうのは、相手に「会話を広げにくい人」と思われてしまいます。
「忙しくて…」──余裕のなさを強調するフレーズ
「仕事が忙しくて休みも少なくて」から始める自己紹介。
これも悪気はないのですが、相手にとっては「結婚後も家庭を顧みないのでは?」と感じさせるリスク大。
婚活では“余裕のある未来”を描けることが大切です。忙しさをアピールするより、「その中でも週末はリフレッシュの時間を大切にしています」と前向きに言い換えることで印象が一変します。

「結婚願望は強いです!」──圧を感じさせる言葉
真剣さを伝えようとして「早く結婚したい」「結婚願望は強いです」と前面に出す人もいます。
しかし、これは相手に“プレッシャー”として伝わりやすく、かえって距離を取られることもあります。
自己紹介では「家庭を築くことを楽しみにしています」くらいの柔らかい表現にすると、同じ気持ちでも受け取られ方がまったく変わります。
「モテないんです」──自虐は笑えない
「自分はモテないので…」と自虐を混ぜる人もいます。
バラエティ番組なら笑いになるかもしれませんが、婚活の場ではNG。
「自分に自信がない人」と見られてしまうからです。
代わりに「人に恵まれてここまでやってきました」といったポジティブなエピソードを添えると、謙虚さと自信の両方が伝わります。

自己紹介は「肩書き」ではなく「ストーリー」で
婚活の自己紹介で重要なのは“肩書きや条件”を並べることではなく、自分の人柄を相手がイメージできるように伝えることが大切です。
例えば、同じ「読書が趣味」でも…
「本を読むのが好きです」よりも「最近は通勤電車で小説を読むのが癒しです」
と伝える方が相手が具体的にイメージしやすくなります。
まとめ
結婚相談所で“なぜか選ばれない人”は条件やプロフィールよりも「自己紹介の一言」で損をしているケースが多いのです。
自己紹介は相手に「この人となら会話が続きそう」と思わせるための最初の一歩。
“普通”“忙しい”“強い願望”“自虐”といったフレーズを避けて、具体的で前向きなストーリーを伝えるだけで、印象は劇的に変わります。
結婚は「条件」よりも「一緒にいて楽しいかどうか」で決まるものです。
ぜひ、自己紹介も“印象ゼロ”から“心に残るひと言”へアップデートしてみてください。
チャレンジした失敗は次につながります!
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。