公開日:7月23日 更新日:7月23日
“宅配派”か“自炊派”かで、結婚後の未来はこう変わる
婚活において「食の好み」はチェックするけど「食のスタイル」までは意外と見落とされがちです。
でも、実際に同じ家で暮らし始めると、この「食スタイルの違い」が地味に、でも確実にじわじわと効いてきます。
例えば…
あなたが「料理はしない派」で、相手が毎日自炊する人だったら?
あなたが「Uberなしでは生きられない派」や「ミールキットをフル活用派」で、相手が「冷蔵庫にあるもので何か作ろう」なタイプだったら?
今回は、そんな“宅配派”と“自炊派”の婚活・結婚後のリアルな違いについて書いてみます。

食スタイルは“生活リズム”そのもの
自炊か宅配かの違いは単に「料理する・しない」ではありません。
それは、生活のテンポそのものなんです。
宅配派の人は…
・決まった時間に食事を取らない
・食事は“楽しみ”より“補給”
・効率重視、気分で選びがち
自炊派の人は…
・食べる時間とメニューがある程度決まっている
・「何を作るか」から1日が回っている
・食事=日常の“儀式”であり“ケア”の時間
つまり、自炊派にとっての食事は“暮らしの中心”であり、宅配派にとっての食事は“日々の中の1つの選択肢”。
この温度差、実は想像以上に根深いのです。

結婚後、キッチンが「戦場」になる?
婚活中は「料理が得意かどうか」ばかりが注目されがちです。
でも本当に大事なのは「誰がどのくらいの頻度で」「どう関わるか」の摺り合わせです。
成婚退会後、こういう悩みが出てきた例もあります。
「相手が“毎食ちゃんと作るのが当たり前”の人だった」
「料理を“自分の表現”として楽しむ人で、こっちが口出せない空気がある」
「Uber頼むと“手抜き”みたいな反応されて、しんどい」
つまり、宅配派にとっての“ラク”は自炊派にとっての“なんで?”になりやすい。
そして逆もまた然り。
宅配派は「時間の使い方」で、自炊派は「食材の使い方」で判断されています。
婚活相手が宅配派だった場合、よく聞く声はこんな感じです。
「生活が荒れてそうな印象を受ける」
「一緒に健康を気にできる相手ではなさそう」
「“あったかい食卓”みたいな結婚生活が想像しにくい」
一方、自炊派に対するリアクションはこうです。
「節約とか考えられそうで安心」
「でも、こだわりが強そうで、逆に疲れそう」
「“外食行きたい”って言いにくくなりそう」
どちらにしても、「食」のスタイルにはその人の“生活の判断基準”が表れるのです。

“食スタイル”は、未来の生活のミニチュア
“宅配 or 自炊問題”は派手な喧嘩にはなりません。
でも、「なんとなく居心地が悪い」「気を使う」「生活がかみ合わない」という“静かな違和感”を生みがち。
「この人と毎晩一緒に夕飯を囲む生活、想像できる?」
「土曜の夜、一緒に作るのが楽しそう?面倒くさそう?」
こうした感覚を軽視すると、一緒に住み始めてからじわじわ効いてくる“生活のズレ”に繋がります。
婚活では「料理ができるか?」ではなく、「料理をどう位置づけているか?」が未来を左右します。
・食事は一緒に作りたい派?
・それとも別々に自由に済ませたい派?
・外食・宅配をどこまで“アリ”にできるか?
これは価値観の土台になる“生活設計図”そのもの。
だからこそ、食事スタイルが合う相手は「見た目や会話の相性」よりずっと深く、長くうまくいく可能性が高いのです。
「食べる」という行為は毎日くり返されます。
つまり、一緒に暮らすというのは“食べ方の違い”と向き合うことでもある。
宅配派か自炊派、どちらであっても構いません。
でも、それを「どう捉えているか」にはその人の価値観が映っているはずです。
結婚後の未来は“今日何を食べるか”の選び方にもう始まっているのかもしれません。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。