公開日:9月5日 更新日:9月5日
婚活が長引く人がやりがちな5つの思い込み
「気づけば婚活歴が数年に…」
結婚相談所で活動している方の中には、そんな悩みを抱えている人も少なくありません。
プロフィールも悪くない、条件もそこまで劣っていない。
ではなぜ婚活が長引いてしまうのでしょうか?
その理由の多くは、“無意識の思い込み” にあります。
今回は、婚活が長引く人に共通する5つの思い込みを解説し、どうすればそこから抜け出せるのかをご紹介します。

この記事の目次
「条件さえ合えば結婚できる」という思い込み
婚活が長引く人の典型が、条件マッチ=結婚相手という発想です。
「年齢差が少ないからうまくいくはず」
「年収が希望以上だから安心」
「学歴や家柄が釣り合うから問題ない」
確かに条件は大切ですが、それはあくまで“入口”。
実際の結婚生活で大切なのは、条件以上に「感情のやり取り」や「生活リズムの相性」です。
例えば、年収や学歴が理想的でも日々の会話が噛み合わなければ関係は続きません。
逆に、条件が少し外れていても「一緒にいて安心できる」相手なら、成婚まで驚くほどスムーズに進むのです。
◆解決策は「条件が合う=結婚できる」ではなく、「この人となら生活を楽しめそうか」で判断軸を切り替えることです。
「次こそ“完璧な人”が現れる」という思い込み
婚活が長引く人ほど、「もっといい人がいるかもしれない」と探し続けてしまいます。
お見合いが成立しても…
・少し見た目がタイプと違う
・趣味が合わなかった
・会話が盛り上がらなかった
という理由で終了にしてしまい、「次こそ理想の人が現れる」と思い込むのです。
しかし現実には、100点満点の相手は存在しません。
結婚相談所で成婚していく人は、「70点くらいで十分。残りの30点は一緒に埋めていこう」と考えています。
逆に“完璧主義”の人ほど婚活が長引き、気づけば何年も同じ場所で足踏みしているのです。
◆思い込みから抜け出すには、「減点方式」ではなく「加点方式」で相手を見ることが重要です。
「この人のいいところを3つ見つける」と意識するだけで、視界は驚くほど変わります。

「恋愛感情が自然に湧くまで待てばいい」という思い込み
「好きになれなかったら意味がない」と考えて、感情が動くまで待ってしまう人もいます。
しかし、結婚相談所の婚活は“短期決戦”。
お見合いから数回のデートで判断しなければならないため、「自然に恋愛感情が生まれるのを待つ」スタイルだと、ほとんどの場合は交際終了になってしまいます。
実際、成婚者の多くが口にするのは「最初はそこまで好きではなかったけど、会ううちに安心感が増していった」という言葉です。
恋愛感情は“突然湧くもの”ではなく“育てていくもの”。
「最初からドキドキしないと意味がない」という思い込みが、婚活を長引かせている大きな原因なのです。
◆ポイントは、「3回は会ってから判断する」というルールを自分に課すこと。
その時間で相手の人柄を知れば、最初には見えなかった魅力が見えてきます。
「自分のやり方で十分」という思い込み
婚活が長引く人ほど、自分のやり方に固執してしまいます。
「LINEは毎日すべき」
「デートは男性がリードするべき」
「プロフィール写真は自然体で撮れば十分」
もちろん信念を持つのは悪いことではありません。
しかし、そのやり方で結果が出ていないのなら、方法を見直す必要があります。
相談所のカウンセラーからのアドバイスに耳を傾ける人は、短期間で成果を出しやすいです。
逆に「自分流」を崩さない人ほど、同じ失敗を繰り返し、婚活を長引かせてしまいます。
◆思い込みを外すコツは、「プロのアドバイスを一度は試す」と決めることです。
自分のやり方と比較してみることで、改善の余地に気づけます。

「結婚=ゴール」という思い込み
婚活が長引く人の中には「結婚さえすれば幸せになれる」と思っている人もいます。
しかし実際には、結婚は“スタート地点”。
「結婚後にどんな生活を送りたいか」まで考えられていないと、交際中に相手と未来像を描けず、「なんとなく合わない」という理由で終了になりやすいのです。
逆に成婚する人は、初デートや仮交際の段階から「結婚後はこんな時間を大切にしたい」と自然に会話に混ぜています。
その結果、相手も「この人となら安心して暮らせそう」と感じ、早い段階で成婚が決まっていくのです。
◆思い込みを外すには、「結婚=ゴール」ではなく「結婚=新しい生活のスタート」と再定義すること。
その視点で相手を見れば、“条件”ではなく“一緒に築ける未来”が基準になります。
まとめ
婚活が長引く人に共通する5つの思い込みは――
1.条件さえ合えば結婚できる
2.もっと完璧な人が現れる
3.恋愛感情が自然に湧くまで待てばいい
4.自分のやり方で十分
5.結婚=ゴール
どれも悪気のない思考ですが、これらが積み重なると婚活は確実に長期化します。
婚活を前に進めるには、「思い込みを外して行動を変える」ことが必要です。
たとえ小さな一歩でも、習慣を変えれば未来は必ず変わります。
失敗を恐れずにいきましょう!
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。