公開日:6月23日 更新日:6月23日
“見た目より中身”はウソじゃないけど、それだけじゃ足りない理由
婚活中、よく耳にするこのセリフ。
「やっぱり見た目より中身が大事ですよね?」
もちろん、その通りです。
中身が空っぽなのに顔がいいだけじゃ、人生を共に歩む相手としては不安になります。
でも、カウンセラーとして多くの方のサポートをして、こうも思うのです。
「“中身が大事”は間違ってない。でも、それだけで選ばれるわけじゃない」
それはなぜか?
今回は、誰もが一度は信じたくなる「中身信仰」に、ちょっとだけ現実的な視点を足してみようと思います。

① 見た目は「第一印象」であり、最初の“入場許可証”
どんなに性格が良くてもプロフィール写真で興味を持ってもらえなければ、お見合いにすら進めません。
悲しいけれど、これは事実です。では、見た目=美男美女が有利なのか?
実はそうではなくて“整ってる”とか“雰囲気がいい”とか“安心感がある”写真が重要なんです。
つまり、婚活における“見た目”とはモデル体型とかイケメンかどうかではなく、「この人となら会話が続きそう」「緊張しなくて済みそう」と思わせる“入口の印象”なのです。
これは「中身がいいなら見た目なんてどうでもいい」と思っている方には、意外と見落としがちなポイントです。
この記事の目次
② 「中身を見てほしい」なら、見せ方を磨く必要がある
「どうして自分の良さをわかってくれないんだろう」
婚活中にそう思ったこと、ありませんか?
でもここで重要なのは“良さ”と“伝わる良さ”は別物だということ。
どれだけ優しさや誠実さにあふれていても、それが言葉や表情、振る舞いに表れていなければただの「無口な人」「地味な人」に見えてしまうのです。
本当に中身を見てほしいなら、、、
・言葉で伝える
・態度で示す
・プロフィールで魅せる
…つまり、「伝えようとする努力」が必要なんです。
「中身が大事」と言いながら、“見せる気がない人”ほど、実は選ばれにくいのです。

③ 婚活において「中身」とは、“相手に伝わった中身”のこと
ここも深掘りしたいポイントです。
例えば、あなたがとても思いやりのある人だったとしても、お見合い中に「沈黙が多い」「表情が読めない」「何を考えてるかわからない」状態だったら、どうなるでしょう?
…そう、「思いやりがある人」とは受け取られません。
つまり、婚活における中身とは、“自分の中の価値”ではなく“相手の目に映った価値”なのです。
その価値は表情、話し方、服装、LINEの文章…そうした細部に滲み出るものであり、「見た目じゃない」では済まされない部分でもあるのです。
④ “中身だけで勝負したい”という人ほど、実は少し「思考が受け身」
婚活において、「中身を見てほしい」と願う人の中には、こんな心理が隠れていることがあります。
●アピールが苦手
●自己肯定感が低め
●恋愛にトラウマがある
そして、そういう人ほど「わかる人にだけわかってほしい」と言いがちです。
でも残念ながら、それは婚活では“偶然に頼る戦略”になってしまいます。
自分から働きかけるのではなく、相手に理解されるのを“待つ”。
それは婚活では、とても不利な姿勢なのです。
「中身で勝負する」ためにも、“中身を届ける努力”は必要。
言い換えれば、「伝わる工夫」があってこそ、中身は初めて武器になるのです。

“中身は大事”を本当に活かす人は、“見せる努力”をしている
婚活において「中身が大事」という言葉は確かに真実です。
でもそれは“中身さえあれば勝てる”という意味ではありません。
本当に中身を評価される人はこういう人です。
●見た目や雰囲気で入口の印象を整えている
●自分の魅力を相手に届く言葉で表現している
●積極的に心を開き、相手との関係を育てようとしている
それが「見た目」と「中身」の“橋渡し”をしてくれるのです。
最後に「中身で勝負したい」という方へ。
自分の中にある誠実さ、優しさ、思いやりは、本当に素晴らしい魅力です。
だからこそ、それをもっと見せてください、もっと伝えてください。
婚活とはありのままを伝える技術でもあります。
あなたの中身が「きちんと届く形」になるまでサポートします。
“見た目”と“中身”の両輪が回りはじめたとき、あなたの婚活は、きっと大きく動き出します。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。