公開日:7月16日 更新日:7月16日
「もう少しだけ頑張ってみます」の“少し”が長すぎる人へ
「今すぐじゃないけど、もう少しだけ頑張ってみます」
「今はタイミングじゃない気がして…でも結婚はしたいんです」
「今年中には、たぶんちゃんと動きます」
結婚相談所でも、こうした声をよく聞きます。
口に出しているときは自分でもちゃんと頑張っている“つもり”なんですよね。
でも気づけば──
その“少し”が、半年。
その“少し”が、1年。
その“少し”が、いつの間にか“動かない癖”になっていく。
今回は、「婚活をやめたわけじゃないけど、本気にもなれていない人」に向けて、そっとお伝えします。

この記事の目次
「まだ頑張れる気がする」は、婚活が止まっているサイン
「まだ諦めてはいない」
「でも今は動けない」
「もう少ししたら頑張れる気がする」
この状態、いちばん心がしんどいのです。
“婚活していない罪悪感”と“結婚したい気持ち”の間で自分をうまく納得させられない。
でも実は、こういうときの自分は動けないから“気持ち”だけ頑張ろうとしてる状態なんですよね。
婚活は、「がんばろう」という気持ちでは進みません。
小さくても、“動いたこと”でしか変化は起きません。

「動けない本当の理由」は、やる気じゃなく“怖さ”
「もう少し頑張る」ってすごく便利な言葉です。
今は動かない自分を未来の希望でごまかせる。
でもなぜ、“今”動けないのか?
多くの場合、その正体は“疲れ”でも“めんどくささ”でもなく――
「うまくいかなかったら、また傷つくのが怖い」なのです。
▶ また断られたらどうしよう
▶ 今度こそいい人だと思ってまた違ったら?
▶ 今さら始めても手遅れだったら?
“動き出す瞬間”はいつだって不安がつきまといます。
でも実は不安があるということはまだ希望を持っている証拠なのです。
うまくいってる人は、“やる気”じゃなく“動く仕組み”を持っている
結婚を決めていく人は特別やる気があるわけじゃありません。
その代わり「やらざるを得ない状況」を自分に与えています。
- カウンセラーと定期面談を入れてしまう
- 申し込み数を毎月○件と決めて自動化する
- プロフィール写真を予約して逃げ道をなくす
つまり「気分じゃないときにも動ける仕掛け」を自分で作ってるのです。
「やる気を出そう」と思ってるうちは動ける日は来ません。

“少しだけ”は、動き出さない限りずっと続く
「少し落ち着いたら…」
「もうちょっと仕事が片付いたら…」
それ、“いつになるか決まってない未来”に人生を預けていませんか?
未来が整ったら動く、ではなく、動き出すことで未来が変わっていく。
婚活では「完璧な準備が整ってから」より「不完全でも始めた人」が結婚します。
だから、今日できるのは「全部やること」ではなくて、
「プロフィール文を1行だけ見直す」
「次の面談だけ予約してみる」
「1人だけ申し込んでみる」
それだけで十分なのです。
“いつか本気で頑張る”は、婚活では存在しない
婚活で大切なのは“がんばる覚悟”よりも“動く習慣”。
「もう少しだけ」が3か月続いているなら、それはもう“動いてない”という結果そのものです。
✔ 行動してない=うまくいかない
✔ 行動している=うまくいく可能性がある
この差は小さいようで大きい。
「もう少しだけ頑張ってみます」と言ったなら、今が“その少し”の終わりなのかもしれません。
いつか動くつもりなら、“今”の5分を未来の自分にプレゼントしてあげてください。
その5分が、1通の申し込みになり、1回のお見合いになり、「この人かも」と思える誰かと出会う未来に繋がっていきます。
動き出すことは勇気ではなく優しさです。
というわけで、もう少し頑張ってみませんか。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。