公開日:9月24日 更新日:9月24日
結婚相談所の自己PR文に“ひと工夫”して申込率が2倍になる10の言葉
結婚相談所での婚活において、プロフィールは「あなたの第一印象」を決める大切な舞台です。
どんなに素敵な写真を使っていても、文章に魅力がなければ相手の心は動きません。
実は、プロフィール文には ちょっとした“ひと工夫”で申込率を2倍に引き上げる魔法の言葉 が存在します。
これは特殊なテクニックでも、大げさな自己アピールでもなく、誰でもすぐに取り入れられる小さな工夫です。
今回は、相談所の現場で数多くの成婚者を見てきた中でわかった「申込率を2倍にする言葉」の具体例を紹介します。

この記事の目次
「未来を一緒に過ごすイメージ」を描かせる言葉
プロフィール文で申込率が伸びる人の共通点は、未来を連想させる表現があることです。
例)
「週末は一緒に散歩やカフェ巡りを楽しめたら嬉しいです」
「いつか子どもと公園で遊ぶ時間を一緒に過ごせたらと思っています」
なぜ効くのか?
→ 婚活では「この人と結婚したらどんな生活になるか」を想像できるかどうかが最大のポイント。
未来を描かせる言葉を入れることで、相手が一歩踏み出しやすくなるのです。
「日常の小さな幸せ」を切り取る言葉
大きな夢や立派な実績よりも、身近で具体的なシーンに人は惹かれます。
例)
「一緒にテレビを観ながら笑い合える関係に憧れます」
「何気ないごはんを“美味しいね”と共有できる時間を大切にしたいです」
なぜ効くのか?
→ 「派手な理想」より「小さな幸せ」を言葉にするほうが、現実的で安心感を与えます。
プロフィールを読む相手は「この人となら日常が穏やかになりそう」と感じ、申込みにつながります。
「弱さを少し見せる」言葉
完璧なプロフィールは、逆に距離を感じさせます。
むしろ “少しだけの弱さ” を出す方が、人間味が伝わります。
例)
「方向音痴なので、一緒に道に迷って笑ってくれる方だと嬉しいです」
「少し不器用ですが、真面目に向き合う気持ちは誰にも負けません」
なぜ効くのか?
→ 婚活では「守ってあげたい」「一緒に成長したい」と思わせる人の方が人気が高い。
短所を逆手に取った表現は、安心感と親しみを生み出すのです。

「感謝や気遣い」を前面に出す言葉
結婚生活で大切なのは、感謝を忘れないこと。
それをプロフィールに盛り込むと、誠実さが強く伝わります。
例)
「これまで支えてくれた家族や友人に感謝の気持ちを忘れずにいたいです」
「相手の小さな優しさに気づける人でありたいと思っています」
なぜ効くのか?
→ 感謝や気遣いの言葉は、文章全体を柔らかく包み込む効果があります。
相手が「安心して一緒に過ごせそう」と感じ、申込率を高めてくれます。
「結婚後の協力的な姿勢」を見せる言葉
結婚は二人三脚。
協力する姿勢をプロフィールに示すだけで、印象は大きく変わります。
例)
「家事はできることを分担して、二人で気持ちよく過ごせるようにしたいです」
「仕事が忙しいときは支え合い、休日は一緒にリフレッシュできたらと思います」
なぜ効くのか?
→ 「一方的にやってほしい」のではなく、「一緒にやる」というメッセージが、安心感を与えます。
条件やスペックよりも「協力できる人」を求める会員は多いのです。
「ちょっとしたユーモア」を交える言葉
固すぎるプロフィールは読む側も疲れます。
一言ユーモアを入れると、ぐっと親しみやすくなります。
例)
「カレーの辛さは中辛派ですが、一緒に冒険してみたいです」
「最近ジョギングを始めましたが、走るより食べる方が得意です(笑)」
なぜ効くのか?
→ 婚活では“楽しい人”という印象が最強の武器。
ユーモアがある人は「会話も弾みそう」と感じてもらえるので、申込みにつながりやすいです。

「相手への希望」より「自分のあり方」を示す言葉
よくあるプロフィールには「相手はこういう人がいい」という要望が並びます。
ですが申込率を高めるのは 「自分がどうありたいか」 を示す言葉です。
例)
「相手を思いやり、笑顔を大切にする夫婦でいたいです」
「相手の趣味も尊重しながら、一緒に楽しめる関係を築きたいです」
なぜ効くのか?
→ 相手に要求するのではなく、自分の姿勢を示すことで「安心して受け止めてもらえる」と感じてもらえます。
「具体的な趣味エピソード」を入れる言葉
「趣味:映画鑑賞」だけでは弱い。
エピソードを添えると申込率が跳ね上がります。
例)
「映画が好きで、感動した作品はつい人に勧めたくなります」
「旅行が好きで、京都の路地裏で食べたお団子が忘れられません」
なぜ効くのか?
→ エピソードがあると「この人と一緒に行ってみたい」と想像が膨らみ、会いたい気持ちを強めるのです。
「家族像をさりげなく伝える」言葉
重くなりすぎない程度に、理想の家庭像を文章に入れると効果的です。
例)
「笑い声が絶えない家庭を築きたいです」
「お互いの家族も大切にできる関係でいたいと思います」
なぜ効くのか?
→ 真剣度が伝わるだけでなく、「自分と価値観が合うか」を判断しやすくなるので、マッチングがスムーズになります。
「余白を残す」言葉
最後に意外なポイント。
プロフィールは“書きすぎない”ことも大切です。
例)
「ここまで読んでいただきありがとうございます。ぜひ直接お話しできれば嬉しいです」
「続きは直接お話ししたいです」
なぜ効くのか?
→ 余白を残すことで、「もっと知りたい」と思わせる余韻を与えます。
相手に想像してもらう余地をつくることが、申込率を上げる最後の工夫です。
まとめ
プロフィール文に“ひと工夫”加えるだけで、申込率は大きく変わります。
1.未来を描かせる
2.日常の小さな幸せを切り取る
3.少し弱さを見せる
4.感謝や気遣いを伝える
5.協力的な姿勢を見せる
6.ユーモアを交える
7.自分のあり方を示す
8.趣味にエピソードを加える
9.家族像を伝える
10.余白を残す
条件やスペックは変えられません。
でも、プロフィールの“言葉の工夫”は誰にでもできます。
小さな一言が、申込率を2倍にする。
プロフィールは「自分を語る文章」ではなく、「相手に未来を想像させる文章」だと意識してみてください。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。