Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:9月12日 更新日:9月12日

スペックは高いのにモテない人の共通点

結婚相談所に登録される方の中には、
「年収も安定」「学歴も申し分なし」「見た目も悪くない」――
いわゆる“ハイスペック”な方が多くいます。
ところが実際には、スペックが高いのに交際が長続きしなかったり、なぜか選ばれないまま活動が長引いてしまう人が一定数いるのです。
ではなぜ、“条件では勝っているはずの人”が選ばれないのか?
そこには本人が気づいていない 共通点 があります。
今回は、婚活現場でよく見られる「スペックは高いのにモテない人」の特徴を、5つに整理して解説していきます。

「条件で勝負できる」と思っている

高収入・高学歴という条件に自信がある人ほど、「プロフィールを見れば魅力が伝わるはず」と考えてしまいがちです。
しかし、婚活で相手が最終的に選ぶのは「条件」ではなく「一緒にいて安心できるかどうか」。
条件で勝負しようとする人は…

・デートでも仕事や実績の話ばかり
・プロフィールが「箇条書きスペック自慢」になっている
・相手に「私はすごいんです」という雰囲気を押しつけてしまう

この結果、「確かに立派だけど、私と一緒にいる未来は想像できない」と思われてしまうのです。

◆改善のヒント
条件は“入口”でしかありません。
それ以上に大切なのは、相手に「私が選ばれている」と感じさせること。
「自分の強みを伝える」のではなく、「相手を安心させる話」を意識すると好感度は格段に変わります。

「会話がキャッチボールにならない」

ハイスペックな人ほど、理屈っぽく話しすぎたり、自分の知識を一方的に語ってしまいがちです。

・相手の話を聞いても「それはこういうことだよね」と分析で返す
・質問しても、自分の話にすぐ切り替える
・「すごいですね」と褒められると延々と自分語りが続く

これでは相手は「対話」ではなく「講義を受けている」気持ちになります。

◆改善のヒント
会話で大切なのは「情報量」ではなく「感情の共有」。

「それ、楽しそうですね!」
「自分も似た経験があります」
と、相手の感情に寄り添った返答をするだけで、印象はまったく異なります。

カウンセラーのプロフィール

「プライドが高すぎる」

成功体験が多い人ほど、無意識に“プライドの壁”を作ってしまいます。

・自分から謝れない
・「負けた」と思うのを嫌う
・相手の意見を素直に受け止められない

婚活では小さなやりとりの中で「この人は柔軟に受け入れてくれるか?」が常に試されています。
プライドの高さは、どんなに条件が良くても「結婚したら大変そう」と思われやすいのです。

◆改善のヒント
「自分が上に立つ」より、「一緒に歩む」姿勢を見せること。

・「教えてもらっていいですか?」
・「なるほど、そういう考えもありますね」

こうした一言があるだけで、相手は安心感を抱きます。

「安心感より圧を与えてしまう」

ハイスペックな人は「早く結婚しなきゃ」と焦る傾向が強いです。
結果、初対面から…

・「結婚観は?」
・「子どもは何人欲しいですか?」
・「真剣交際はどのタイミングで考えてますか?」

と“詰問”のような会話をしてしまうことがあります。
これは相手にとって大きなプレッシャーで、「まだ知り合ったばかりなのに…」と引かれてしまいます。

◆改善のヒント
結婚の条件を確認すること自体は悪くありません。
ただし、仮交際の初期は「相手が心地よいか」を優先しましょう。

・「休日はどんな過ごし方が好きですか?」
・「結婚後に楽しみにしていることってありますか?」

と、未来を想像させる軽めの質問から入ることで、安心感を与えられます。

成婚STORY

「人柄が“伝わらない”プロフィール」

スペックが高い人ほど、プロフィールも「職業」「年収」「学歴」など条件の羅列で終わりがちです。
しかし、それでは「立派だけど近寄りがたい人」という印象になってしまいます。
相談所の現場でも、「すごい条件なのに申し込みが少ない」という人は、ほぼ例外なく“人柄が見えないプロフィール”です。

◆改善のヒント
プロフィール文には「あなたらしさ」を出すこと。

・「週末は姪っ子と遊ぶのが癒しです」
・「体力作りを兼ねてジョギングしています」
・「旅行先では必ずご当地グルメを探します」

こうした一文があるだけで、「話しかけやすそう」「一緒にいて楽しそう」という印象になります。

まとめ

スペックは高いのにモテない人に共通するのは、次の5つです。

1.条件で勝負できると思っている
2.会話がキャッチボールにならない
3.プライドが高すぎる
4.安心感より圧を与えてしまう
5.人柄が伝わらないプロフィール

婚活は条件の競争ではなく、「一緒にいて心地いいか」 の勝負。
どれだけ立派なスペックを持っていても、安心感や人柄が伝わらなければ選ばれません。
逆にいえば、これらを意識して改善するだけで、スペックに頼らずとも「選ばれる人」へと変わっていけます。
「条件で勝負しなくてもいい」という気づきこそが、婚活を成功に導く最大の武器になるのです。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。