Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:7月12日 更新日:7月12日

婚活テンプレ会話から脱出する方法|「いい人止まり」卒業の第一歩

お見合いや仮交際でよくある会話の一幕。

「お休みの日は何してるんですか?」
「映画とか観ますか?」
「お仕事って忙しいですか?」

丁寧。悪くない。むしろ優等生。
でも、なぜか印象に残らない。
そして、言われる。

「いい人なんですけど…恋愛感情がわかなくて」

これ、婚活あるあるです。
でも実は、原因は「相手との相性」ではなく、「会話の構造」にあるかもしれません。
今回は、他では語られていない「婚活テンプレ会話を卒業する方法」を解説していきます。

テンプレ会話が“つまらない”のではなく、“誰でも言える”のが問題

婚活での「よくある会話」は例えばこんな感じです。

「趣味は何ですか?」
「お仕事はどんな感じですか?」
「休日はどう過ごしてますか?」

これ、つまらないわけではありません。
でも、“誰が言っても成立してしまう”会話なのです。

つまり、相手にとっての「あなた」が“会話の中に出てこない”=印象が残らない。
婚活で大事なことは「会話の正解」よりも「この人と話すと楽しかった」という記憶を残すことなのです。
同じ“趣味”の話でも聞き方ひとつで印象が変わります。

テンプレ:「趣味はなんですか?」
脱テンプレ:「最近、“ひとり時間”でやってることってありますか?」

後者の方が自然な流れで会話できる、相手が具体的に語りやすくなりますよね。

「あ、この人ちょっと違うかも」と思わせられる。
つまり、“質問のセンス”で「会話上手」ではなく「あなた自身の空気感」を伝えられるのです。

カウンセラーのプロフィール

“相手に興味がある風”ではなく“自分から出す”が信頼される

婚活テンプレ会話にありがちなのが「相手にばかり質問してしまう」こと。
これは一見“興味を持っている姿勢”に見えますが、「自分が何者か」がまったく伝わらないリスクもあります。
ポイントは「質問+自分の開示」のセットにすること。

「休日はカフェ巡りとかされますか?僕は週末、パン屋ハシゴしてて…食べすぎます(笑)」

これだけで、
☑ 会話のテンポが柔らかくなる
☑ 相手が「私も〇〇が好きで…」と広げやすくなる
☑ あなたの“生活感”が想像できる

「興味を持つふり」より「興味を引く自分」になった方が婚活はうまくいきます。
婚活の会話って、なぜか“詰め将棋”になりがちです。

質問 → 回答 → 次の質問 → 回答 → …沈黙が怖い!

でも、実は本当に印象に残る人は、会話の“余白”をうまく使っている人です。

・少し笑ってから返す
・ちょっと考えて「それ、面白いですね」から入る
・「うまく言えないんですけど…」と正直に詰まる

こういう“人間らしい間”があると、相手も安心して心を開きやすくなる。
完璧な会話より“一緒に話してる空気が気持ちいい”が大切なのです。

成婚STORY

婚活の会話は「情報交換」じゃなく、「空気づくり」

仮にテンプレっぽい質問だったとしても、“言い方”次第で印象は激変します。

例:
❌「お仕事って、どんな感じなんですか?」
⭕「お仕事、大変じゃないですか?最近、疲れてません?」

例:
❌「趣味って何ですか?」
⭕「最近、自分を甘やかしてる時間ってありますか?」

この「ちょっとした言葉の温度」が、“あなたにしかできない会話”に変わる魔法なんです。

テンプレ会話から抜け出せないとき、「会話が浅い」「印象に残らない」「“いい人止まり”で終わる」、そんな悩みに陥りがちです。
でも本当の問題は、内容ではなく“その会話があなたっぽいかどうか”。

✔ 質問に“自分の色”をのせる
✔ セリフのテンポに“温度”を宿す
✔ 完璧よりも“間”や“自然さ”を大切にする

これだけで、あなたの会話は誰ともかぶらなくなります。
婚活では、「何を話すか」より「あなたという人がどんな空気をまとうか」が全てです。
テンプレを卒業することは、うまくしゃべることじゃなく“あなたらしく話す”勇気を持つことです。
言葉に少しの個性と、少しの体温を。
それだけで、「この人、なんかいいな」が始まります。

ぜひ、チャレンジしてみましょう!

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。