Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:5月21日 更新日:5月21日

スペックは申し分ないのにモテない人の共通点は、“余白ゼロ感”だった

婚活の現場でよく出会うのが、「プロフィールは完璧なのに、なぜか選ばれない」男女。
職業も年収も見た目も申し分なく、条件面だけ見れば“即交際希望”が出ても不思議じゃないのに──なぜかうまくいかない。
そんな人たちの共通点、実はあります。

それは、「余白ゼロ感」

今日は、この“余白ゼロ感”がなぜ婚活を邪魔してしまうのかについて、お話ししたいと思います。

条件だけならトップクラス。でも…

たとえば、ある男性会員さん。
35歳、大手メーカー勤務、年収900万円、都内に持ち家、長身でスタイルもいい。いわゆる“婚活市場での高スペック男性”です。

プロフィールの段階で申込みはそれなりにあります。でも、お見合いから仮交際に進む確率が低い。そして、仮交際に進んでもすぐ終了。
女性からのフィードバックはこんな感じです。

「完璧すぎて、逆にこちらの出番がないというか…」
「話していて、全部決められてる感じがした」
「すごいんだけど、なんだか“楽しさ”がなかったです」

一方で、彼自身は「なぜうまくいかないのか分からない」と困惑。
実は、これは珍しいことではありません。

“余白”って何?

ここでいう“余白”とは、簡単に言えば「相手が入りこむ隙」のこと。

・会話に相手を巻き込む
・相手の意見をちゃんと聞く
・ちょっとしたドジやミスを笑える
・完璧じゃない自分も出せる

こういう「隙」や「柔らかさ」がある人は、相手に“居場所”を感じさせます。

でも、「優秀で完璧で、論理的で、無駄がない人」は、ある意味“完成された空間”。
その結果、相手は「この人の隣に自分がいる未来」が想像できなくなってしまうんです。

成婚STORY

モテないのは“欠点がないから”かもしれない

「完璧すぎる人に魅力を感じない」という話、あなたも一度は聞いたことがあるかもしれません。
でも婚活では、これは冗談でもきれいごとでもなく、本当にあるあるなんです。

たとえば、話していて一度もつっこみどころがない人。
質問をすれば完璧に答えてくれるけれど、そこに感情やエピソードがなく、会話が“理屈”で終わってしまう。
それって、まるで「情報交換」なんです。

婚活で求められているのは、“人と人との関係を築くこと”。
正確さや整合性ではなく、「一緒にいてホッとする」とか「なんか笑える」とか、そういう部分なんです。

実際に“余白”を作ってうまくいった事例

以前サポートしていた40代男性のケース。
この方も、まさに「スペック完璧マン」でした。プロフィールは非の打ち所がない。
でも、初期は交際が続かず苦戦。そこで、思い切ってアドバイスしました。

「完璧を見せなくて大丈夫です。むしろ、“ちょっと抜けてる自分”を出してください」と。

最初は戸惑っていた彼ですが、「最近スマホを落として液晶が粉々に…」みたいな話をあえてお見合いの場でしてみたところ、相手女性が大爆笑。
「なんだか安心できました」と言って、交際成立。その後も自然体を意識して接し、無事に成婚されました。

「余白を作る」って、そういうことなんです。

カウンセラーのプロフィール

婚活は、“完璧さ”よりも“共感される隙”

よく考えてみてください。
あなたが本当に仲良くなれる人、長く一緒にいたいと思える人って、多少“抜けてる”ところがある人じゃありませんか?

婚活でも同じです。
相手に「自分がいても大丈夫だ」と思わせるには、自分の“余白”をちゃんと見せることが必要なんです。

もちろん、丁寧さや誠実さは大切。でも、完璧である必要はありません。
むしろ、その“完璧”が、あなたを遠ざけてしまっているかもしれないのです。

あなたの“余白”、見せてみませんか?

スペックがある人ほど、「自分をよく見せなきゃ」「失敗してはいけない」と力が入りがちです。
でも、婚活は“採用面接”ではありません。

あなたの魅力は、完璧さの中にはなく、ちょっとした笑いや、感情や、戸惑いの中にあります。
そういう“余白”が、誰かにとっての「この人と一緒にいたい」に変わるんです。

マーズカフェでは、スペックじゃなく、“らしさ”を活かす婚活のサポートをしています。
肩の力を抜いて、自分らしい笑顔を見せていきましょうね。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。