公開日:10月17日 更新日:10月17日
“理想の人に出会えない人”がやっている8つの勘違い
結婚相談所の会員さんとお話していると、よく耳にする言葉があります。
「いい人がいない」
「ピンとこない」
「理想の人に出会えない」
でも本当にそうでしょうか。
もしかすると“理想の人に出会えていない”のではなく、“理想の人を見逃している”のかもしれません。
理想の人に出会えない人には、いくつかの共通する勘違いがあります。
今回は、婚活現場で数多くの方を見てきた経験から、“理想の人に出会えない人がやっている8つの勘違い”を紹介します。

この記事の目次
理想の人=「完璧な人」だと思っている
多くの人が、理想の人を「自分にピッタリ合う人」だと思っています。
でも実際は、結婚は“すり合わせの連続”。
性格も価値観も、最初から100%合う人なんて存在しません。
理想の人とは、最初から完璧な人ではなく、「違いを認めながら一緒に成長できる人」です。
完璧を求めるほど、“本当に合う人”を見逃してしまうことがあります。
理想の人は「自分を幸せにしてくれる人」だと思っている
理想の人とは、“幸せにしてくれる人”ではありません。
一緒にいることでお互いが幸せになれる人です。
「この人となら、自分も相手も穏やかでいられる」
この感覚が、本当の“理想”です。
相手が何をしてくれるかばかりに意識が向いていると、自分から相手への“与える力”が弱くなります。
婚活でうまくいく人ほど、「自分が相手に何を与えられるか」を考えています。
条件の一致=相性の良さと思っている
「価値観が合う人」や「趣味が同じ人」を求める人は多いですが、共通点の多さが“相性の良さ”とは限りません。
同じ趣味でも、温度感が違えば会話が噛み合わないこともある。
反対に、趣味が違っても、“話し方のテンポ”が合う人とは居心地がいい。
相性とは、似ていることではなく、リズムが合うことです。
条件が合う人を探すより、「一緒にいるときの自分が好きになれる人」を探す方が、理想に近づきます。

「ピンとこない=合わない」と思っている
「悪くはないけどピンとこなかった」
この言葉の裏には、“恋愛の高揚感”への依存があります。
婚活では、“一緒にいて落ち着く”ことが本当のサインです。
初対面でドキドキしないのは、むしろ相性がいい証拠のことも多いです。
理想の人は、初回では光らないこともあります。
ピンとこない人をすぐに切ってしまうのは、理想を“トキメキ基準”で選んでいる証拠です。
自分の「理想の条件」を整理していない
「理想の人」と言いながら、自分でもその“理想の中身”があいまいな人は多いです。
「優しい人」「誠実な人」「笑顔が素敵な人」
それは“いい人の条件”であって、“理想”ではないかもしれません。
本当の理想とは、「一緒にいると自分らしくいられる相手」です。
言葉で理想を語る前に、“理想の関係性”をイメージしてみましょう。
自分は“選ぶ側”だと思っている
婚活がうまくいかない人ほど、「いい人がいない」「合う人がいない」と言います。
でも、婚活は“選ぶ”だけではなく、“選ばれる”活動でもあります。
理想の人と出会うためには、自分も“理想の相手になろう”という意識が欠かせません。
成婚する人ほど、常に自分を磨き続けています。
外見だけでなく、話し方、表情、姿勢、心の余裕…
理想の人に出会えない人の多くは、「出会いの質」を求める前に、「自分の質」を整える段階にいるのかもしれません。

理想の人は“探す”ものだと思っている
理想の人は、探して見つかるものではありません。
関係を積み重ねながら育っていくものです。
最初は「普通の人」に見えた相手が、回数を重ねるうちに「理想の人」に変わっていく。
それが婚活の本質です。
一回のデートで“見極めよう”とする人ほど、理想の人を見逃してしまいます。
理想の人は、最初から理想の形では現れません。
“理想の人”を追いかけるあまり、“現実の人”を見ていない
理想の人を追いかける人ほど、“目の前にいる人”をちゃんと見ていません。
「もっと話が合う人がいるかも」
「もっと条件のいい人が現れるかも」
そう思っている間に、今目の前にいる“現実の人”とのご縁が薄れていきます。
婚活は、理想を探す旅ではなく、“現実の中に理想を見つける旅”です。
現実を見られる人ほど、理想の人に早く出会えます。
「理想の人」とは“出会う”ものではなく、“気づく”もの
結婚相談所でたくさんのご縁を見てきましたが、理想の人に出会えた人たちは、みんなこう言います。
「最初は理想のタイプじゃなかったけど、今ではこの人が理想です」
理想は外にあるのではなく、関係の中で育つものです。
完璧を求める人ほど、理想を遠ざけてしまい、現実を見つめられる人ほど、理想に近づいていきます。
だから、“理想の人に出会えない”と感じたときこそ、理想の人に出会う“入り口”に立っているのかもしれません。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。