公開日:12月3日 更新日:12月3日
【逆転の発想】婚活は“魅力を盛る”より“誤解を減らす”ほうがうまくいく
婚活をしていると、「もっと魅力を伝えなきゃ」「もっと良く見せなきゃ」と思ってしまうことがあります。
写真を工夫したり、プロフィールの文章を整えたり、服装や会話の内容を考えたり。
もちろん大切なことですが、実は婚活で本当に効果が出るのは“魅力を足すこと”ではありません。
むしろ、“誤解を減らすこと”のほうが、結婚への近道になることが多いのです。
今回は、その逆転の発想についてお話ししていきます。

この記事の目次
魅力より“誤解”のほうが婚活を止めてしまう
私たちはつい、自分の魅力が少ないから選ばれないのだと思いがちです。
しかし、婚活の現場では“魅力不足”より“誤解”によってご縁が止まることのほうが圧倒的に多いのです。
例えば、
・真面目に聞いているのに「興味なさそう」と誤解される
・丁寧に話しているのに「距離を感じる」と思われる
・優しく対応しているのに「友達みたい」と受け取られる
これは魅力がないわけではなく、伝わり方のズレが起きているだけなのです。
つまり、誤解さえ減れば、本来のあなたの魅力は自然と伝わります。
誤解が生まれる原因①:“感情の温度”が相手に届いていない
ほとんどの誤解は、「温度が伝わっていない」ことから生まれます。
婚活で丁寧に話す人ほど、気持ちの起伏を控えめにしてしまう傾向があります。
すると、相手には“冷たい”ではなく“何を考えているのか分からない”と映ってしまいます。
人は、理解できないものに不安を感じます。
どれだけ魅力があっても、温度が伝わらなければ誤解として処理されてしまうのです。
小さな「嬉しいです」「楽しいです」の一言だけで、誤解は大きく減ります。

誤解が生まれる原因②:“沈黙=不満”と受け取られてしまう
婚活の場では、沈黙が苦手な人がとても多いです。
特に男性は「沈黙=興味がない」と思われやすく、女性は「沈黙=不安」を抱えやすい傾向があります。
しかし、沈黙は悪いものではありません。
ただ、その沈黙の“意味”が伝わっていないだけなのです。
例えば、
「ごめんなさい、今ちょっと考えていました」
「少しゆっくり話したくて」
と一言添えるだけで、沈黙は“落ち着いている時間”に変わります。
誤解は、沈黙そのものより、沈黙の“理由が伝わらないこと”から生まれます。
誤解が生まれる原因③:“良かれと思って”の行動が逆に働く
婚活は相手を思って行動しているのに、なぜか裏目に出てしまうことがあります。
例えば、
・相手を尊重しようと自分の意見を控える
・慎重になりすぎてデートの誘いまで時間がかかる
・気を遣いすぎて距離が縮まらない
相手を大切に思うからこそやっている行動なのに、結果として“興味がないのかも”と誤解されてしまうのです。
実は誤解というものは、やさしさの裏に潜んでいることが多いのです。

“魅力を盛る”より“誤解を減らす”ほうがうまくいく理由
魅力は“足す”と不自然になりやすいのに対し、誤解を“減らす”と自然体のまま印象が良くなります。
誤解が減ると、会話がスムーズになり、会う回数が増え、距離が縮まりやすくなります。
多くの成婚者が「特別なことはしていない」と言うのは、魅力を盛ったのではなく“誤解を減らしただけ”だからです。
その結果、相手は安心し、「この人とならうまくやっていけそう」と思うのです。
誤解を減らすために今日からできる3つのこと
誤解を減らすことは、大きな努力は必要ありません。
ほんの少しの意識で変えられます。
①気持ちを“0.5歩だけ”言葉にする
「楽しかったです」
「嬉しかったです」
「また話したいと思いました」
この0.5歩だけで誤解は驚くほど減ります。
②沈黙に意味を添える
「今、ゆっくり考えていました」
「話を整理していました」
たったこれだけで“沈黙=不安”という誤解はなくなります。
③自分のペースを小さく伝える
「ゆっくり知っていきたいです」
「ペースはこのくらいが心地いいです」
あなたのペースが伝われば、相手は合わせやすくなります。
最後に
魅力を増やす婚活は、苦しくなることがあります。
しかし、誤解を減らす婚活は、あなた自身を変える必要がありません。
むしろ、“本来のあなたの魅力が伝わりやすい状態に整えるだけ”です。
婚活は、盛るより整えるほうが成功しやすいのです。
誤解が減れば、安心が生まれ、安心が生まれれば、ご縁は自然とつながります。
あなたの魅力はすでに十分です。
あとは、少しだけ伝わり方を整えてあげるだけで、未来は確実に動き始めます。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。



