Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:11月18日 更新日:11月18日

「なんで自分だけ?」と感じる人が見落としている“婚活の法則”

婚活をしていると、ふとした瞬間に「なんで自分だけ?」と思ってしまうことがあります。
同じ時期に始めた友人はすんなり交際が進んでいるのに、自分はなぜか思うように進まない。
お見合いを申し込んでも断られてばかりで、気持ちが沈んでしまう。
仮交際に進んでも、相手の気持ちがよく分からず、自然消滅のように終わってしまう。
そんな繰り返しの中で、「どうして自分だけこんなに苦労するのだろう」という思いを抱くのは、とても自然なことです。
しかし実は、その“感覚”の裏側には、多くの人が見落としている共通の法則があります。
今回はその“婚活の法則”についてお話ししたいと思います。

婚活の法則①:同じスタートラインに立っているようで、実は立っていない

多くの人がまず誤解してしまうのは、「自分と同じ年齢」「同じ時期に始めた」というだけで、同じスタートラインに立っているように見えることです。
けれど、婚活のスタートラインは表面上の条件だけでは決まりません。
これまでの恋愛経験や人間関係、仕事の環境、生活リズム、メンタルの余裕、そして価値観のクセ。
これらは人によって大きく異なります。
そして、この“見えない部分”が婚活の進みやすさに大きく影響します。
スタート地点が違う人同士を比べてしまうと、「自分だけが遅れている」と感じてしまうのです。
けれど実際には、あなたはあなたのスタート地点から、一歩ずつ確実に進んでいます。
大切なのは、比べる相手を変えることではなく、見る視点を変えることなのです。

婚活の法則②:結果が出るタイミングは“人によって違う”ように設計されている

婚活は努力した分だけ分かりやすく成果が出る世界ではありません。
むしろ、一定の期間は手ごたえを感じられないこともあります。
しかし、それは停滞しているのではなく、“準備期間”のようなものです。
プロフィールを整えたり、自分の立ち位置を知ったり、コミュニケーションに慣れたり。
こうした土台が整っていくことで、出会いの質が徐々に変わり始めます。
そして、ある地点を過ぎると不思議なほど急に流れが良くなります。
まるで「今までの苦労はこのためだったのか」と思えるほど、急に出会いが前に進み始めるのです。
これは偶然ではありません。
婚活の“成果”は直線ではなく、階段のように現れるのが自然なのです。

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婚活の法則③:申し込みや成立率には“見えない理由”が必ずある

「なんで自分だけお見合いが成立しないのだろう」と落ち込んでしまう人も多いですが、その背景には必ず理由があります。
例えば、人気の高い年齢層に申し込んでいる。
条件の幅が狭く、競争率が高い。
写真や文章が“無難すぎて印象に残らない”。
あるいは「優しそう」と思われるか「頼りなさそう」と誤解されている。
婚活では、良し悪しではなく“どう見えるか”で結果が変わります。
ここを改善するだけで成立率が倍増することは珍しくありません。
だからこそ、ただ「自分だけダメだ」と思うのではなく、「どの部分を見直すと結果が変わりやすいか」に目を向けることが重要なのです。

婚活の法則④:人は“理解できる人”に心を開く

婚活がうまくいく人の多くは、「理解しやすい人」です。
これは、話が分かりやすいとか、説明が上手という意味だけではありません。
プロフィールや言葉の中に“その人らしさ”がちゃんと見えるということです。
どんな価値観なのか。
何を大切にしているのか。
どういう生き方を望んでいるのか。
この“本音の部分”が言語化されていると、相手はあなたを理解しやすくなります。
理解できる相手とは、安心して話すことができ、安心して次へ進むことができます。
「なんで自分だけ先に進まないのだろう」と感じる時は、この“伝わり方”を見直すだけで大きく変わることがあります。

婚活の法則⑤:“相性の良い層”にアプローチすると婚活は一気に動き始める

婚活が動き出す人の多くは、「自分と相性が良い層」を掴んだ瞬間に流れが変わります。
これは“妥協”ではありません。
むしろ、最も幸福度の高い相手を見つける非常に合理的な方法です。
例えば、自己主張が強い人よりも、おっとりしたタイプのほうが合う人。
ロジカルな人よりも、感覚的な人と相性が良い人。
話が早い人より、ゆっくり話す人に安心できる人。
こうした“相性の傾向”は、実はお見合いや仮交際の中にたくさんヒントがあります。
そこに目を向けずに「理想条件」だけを見ると、いつまでも婚活は進みにくくなります。
しかし、自分に合う相手の層が分かれば、会う相手の質が一気に変わり、婚活の流れは驚くほどスムーズになります。

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婚活の法則⑥:“あなたが悪いわけではない”という前提に立つ

婚活が長引く人ほど、自分を責めやすい傾向があります。
「魅力がないのでは」
「自分に欠点があるのでは」
「努力が足りないのでは」
そのどれもが真実ではありません。
多くの場合、ただ“見えていなかったポイント”があるだけです。
婚活は、相手の質とタイミングと自己理解、この3つが重なって初めて前に進みます。
このどれかがまだ揃っていないだけで、あなたの価値が低いわけではありません。

最後に

「なんで自分だけ?」と感じる瞬間は、辛く、孤独に思えるものです。
けれど、その裏には必ず理由があります。
そしてその理由は、あなたを否定するものではありません。
ただ、少しだけ視点を変えるためのヒントなのです。
そのヒントさえ掴めれば、婚活の流れは必ず変わります。
あなたのペースで、あなたのタイミングで進んで大丈夫です。
婚活は“誰かと比べる競争”ではなく、“自分と向き合い、未来を整えるプロセス”なのです。
その視点を持てれば、婚活はもっと穏やかに、もっと前向きに進んでいきます。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。