成婚STORY

Vol.98 まさか!プロポーズ直前で親が反対!彼女か親か、選んだのは…

Tさん
  • お 名 前Tさん
  • 年 齢29歳
  • 職 業事務職
  • 活動期間7か月
  • 交際期間6か月
  • お相手の年齢28歳
  • お見合い回数11回
  • 年 収500万円台
とっても清潔感のある理系男性のTさん。
有名私大の院卒で研究者として忙しい日々を送っていました。
ところが地方に転勤になり、東京に戻るために社内公募で研究職から事務職に異動しました。
元々数字に強かったため、事務職でもとても優秀な方です。
そんなTさんが初めて婚活をすることになりました。
恋愛経験はそれほど多くはなかったそうですが、勉強ができる頭の良さだけでなく、婚活における頭の良さも十分に備わっていました。

ただ、理系男性ならではのマニュアルが必要でした。。。
例えば、何回デートをしたら手を繋ぐのか、何回デートをしたら真剣交際に進むのか…
お店も予約をしないと不測の事態が起こったときにスマートに振舞えないかもしれないので不安になる…と。

私のほうから失敗しても全てが経験になる、と。
そして、回数は気にせずに目の前の女性を楽しませることに集中してください、と伝えました。
3回デートをしてもランチのみのデートなのか、毎日LINEでやり取りをして3回とも1日デートなのかでお互いの距離が違ってきます。
出会いはお見合いですが、出会ってしまえば恋愛です。
ですので、好きになれるか、なれないかです。

それでも心配性のTさんは日曜日にソラマチでデートをするなら前日の土曜日にソラマチに下見に行くほどデートの準備は入念にしました。
その気持ちが伝わったのか、初月のお見合いラッシュで数名の方と仮交際が成立し、お一人の方と急進展しました。

また、デートプランでもTさんが行ってみたいところが他の男性とかけ離れていないか、女性に喜んでくれるか…と毎回丁寧に相談がありました。
こうしたマメなコミュニケーションができることもTさんの強みで、それはお相手に対してもそうなのだろうな…と思っていました。

お相手の担当者からも良い印象を持ってくださっていることは聞いていました。
そして、3回目のデートで真剣交際を申し込み、快諾していただきました。
その後も順調にデートを重ね、Tさんからもデートの相談もなくなり、とても楽しそうなデート報告になりました。
プロポーズやお互いの親御さんへの挨拶の日程も決まり、あとはプロポーズを実行するだけ…
そのとき、ちょっとしたトラブルが起こってしまいました。

Tさんのご両親が結婚に反対したのです。
Tさんは一人っ子ですが、一人暮らしをして自立しています。
ですが、いろいろと理由を付けて結婚を認めてくれませんでした。
このご両親の反応にTさんはとてもショックを受けました。
なぜ、息子の結婚を素直に祝福してくれないのか…と。

お母様に彼女を紹介しましたが、反対の姿勢は変わりませんでした。
もちろんプロポーズも延期です。
お相手の担当者にはお詫びの連絡をたびたびしましたが、お相手の方もきちんと報告されていて、お二人の結婚の意思は変わらないことは確認できていました。
Tさんが根気強く説得してもご両親の考えは変わらず…
本当に本当に素敵なお二人なのですが、Tさんのご両親はTさんが遠くへ行ってしまう寂しさがあったのかもしれません。

私とも連日、超長文のやり取りをして、Tさんも少しずつ整理しました。
そこで、Tさんが出した結論は…
ご両親ではなく、彼女との結婚を選びました。
お相手のご両親にも結婚式にもよばないことを了解していただき、Tさんも晴れやかな表情で成婚退会することができました。

ご両親の件は少し残念ですが、この先、入籍したり、お子さんが産まれたりすると、ご両親の考えも少しずつ変わるのかな…と思っています。
Tさんもこの婚活を通してとても勉強になったそうです。
そして、根気強く待ってくれたお相手の方への感謝の気持ちも溢れていました。

成婚退会後、延期に延期を重ねたプロポーズをビシッと決めました。
最後にTさんからこんな連絡が…

「パートナーがいるとお休みの日も楽しいです。本当に良かったです。色々ありましたが1人じゃ結婚にたどり着くのは無理だったと思います。色々相談にのっていただきありがとうございました。」

最後まで礼儀正しい好青年でした。
Tさん、婚活お疲れさまでした!