MARZ CAFE 結婚相談所 マーズカフェ

初めてお会いしたのはなんと4年前でした。
とても明るい女性で、笑顔でハキハキお話していたのを今でもはっきり覚えています。
そんな彼女の婚活がまさか4年にも及ぶとは想像もしませんでした。

スタートダッシュはまずまずでした。
気持ちが入りかけた方とも出会いましたし、真剣交際を希望してくださった方もいました。
でも、彼女自身があと一歩のところで決断できず、そんな状態で私も背中を押すことはできませんでした。

好きなタイプはガツガツした人。
つまり積極的にアプローチをしてくれる男性に惹かれます。
ですが、結婚相談所ではそういった男性との出会いはありませんでした。
すると、プライベートで出会いがあり、休会することになりました。
これはよくあることで、別に結婚相談所だけが出会いのすべてではありません。

1年後、彼女から連絡がありました。
「活動を再開したいです」
詳細は聞きませんでした。

気持ちも切り替えられていたようで、フレッシュな状態で婚活を始めました。
コロナ禍でいろいろな制限があり、思うように活動できませんでした。
出会いがないわけではなく、仮交際が成立しても会えないので進展しません。
さらに、お仕事が忙しくなり疲れていました。
そこで、私のほうから無期限の休会を提案して、彼女も了承しました。

1年後、今度こそ最後の婚活をすることになり、吹っ切れた様子でした。
お見合いも積極的に受け、2歳年上の男性と仮交際が成立しました。

お相手の男性は初回デートからTさんにアプローチしてくれ、Tさんも気持ちは素直に嬉しいと思いながらも少し戸惑ってしまうほどでした。
実は私のほうからお相手の担当者に「Tさんは積極的にアプローチしてくれる男性に惹かれるようです」と伝えていたのが影響していたのかもしれません。
それでも顔は好みだし、一緒にいても居心地は悪くない。
少しずつ本音で話せるようになり、その間もずっと熱烈なアプローチは変わりませんでした。

真剣交際はずっと前に申し込みをされていました。
保留のお返事をしながらデートをしていたのですが、2か月後、彼女から「真剣交際に進みたいと思うようになりました」と連絡がありました。
じっくり考えて真剣交際に進む場合は、成婚（婚約）してもいいという気持ちに近いことが多く、彼女も同様でした。

当初、迷いはあったようです。
ですが、彼女曰く、「不思議と迷いがなくトントン拍子で、これが本当のご縁なのかなって…流れに身を任せています」という気持ちになったそうです。

住むところも決まり、お互いの友達も紹介し、婚約の記念のものも買いました。
プロポーズはTさん自身も気付いていました。

彼女の誕生日です。

普段はあまり行かないオシャレなレストラン。
これまでも何度も熱い想いを伝えてくれた彼の精一杯のプロポーズでした。

とても綺麗な女性です。
当然、結婚相談所以外でもたくさんの出会いがありました。
そんな中で彼に決めた理由は…

『プライベートでも色々出会いに恵まれ、その中でも彼は私がどれだけ冷たくしても(笑)、ずっと待っていてくれたので心が動きました。』

そして…
『10年後20年後も結婚して良かったと思えるように、お互い歩み寄っていけたらなって思います。』

Tさんにとって彼に出会うためには4年が必要でした。
でも、結婚生活のほうがはるかに長いです。
何十年経っても「結婚して良かった」と思える夫婦でいて欲しいと願っています。