成婚STORY

東北→東京→ベトナム移住!「彼について行きます!」

Iさん
  • お 名 前Iさん
  • 年 齢32歳
  • 職 業建築士アシスタント
  • 活動期間3か月
  • 交際期間2か月
  • お相手の年齢3歳
  • お見合い回数7回
  • お相手の年収700万円台
東北出身で地元の国立大学に進学し、地元のIT企業に就職したIさん。
次第に刺激がない生活に飽きてきました。
そして、自分の可能性を広げたいと29歳で上京。
東京で彼氏もでき、アプリ婚活も経験しました。
ですが、結婚願望がある男性と出会いたいと結婚相談所で活動することにしました。

建築士のアシスタントとして仕事も充実し、建築士の資格を取りたいと専門学校の学費まで支払っていましたが、仕事と婚活を天秤にかけた結果、婚活を優先することにしました。

とても綺麗な方ですので、全てのお見合いでお相手から交際希望の連絡がありました。
仮交際も成立しましたが、あまりピンを来ず、1回目のデートで終了しました。
そして、7回目のお見合いで出会った5つ上の国家公務員をしている男性と仮交際が成立。
Iさん曰く、「最初からこんなに相性が良いと思える男性は今までいません」だったそうです。

彼も最初から想いを伝えてくれ、Iさんもとても良い印象を持っていました。
ところが2回目のデートで彼には時間がないことを知らされました。

それは、4か月後にベトナムに赴任することになっていたのです。
赴任期間はなんと3年。
彼はそれまでにお相手を見つけて一緒にベトナム(ハノイ)に行きたいと思っていました。
Iさんはベトナムどころか海外にも行ったことがありません。

東北の田舎町から上京して、その3年後にベトナムに…
それでもIさんは「ついて行きたい」という想いが次第に強くなってきました。
私はベトナムに何度か行ったことがありましたので、その時の情報を教えたり、ハノイで駐在する家族の子育てブログを探してIさんに紹介したり、Iさんが少しでもベトナムでの生活がイメージしやすいように心掛けました。

Iさんも海外での生活の他に仕事のことなど不安はたくさんあり、正直に彼に伝えました。
Iさんの不安を消し去るように、彼はいつでも真摯に答えてくれ、想いは募るばかりでした。
そして、3回目のデートで真剣交際を申し込まれ、その夜、Iさんからはこんな連絡がありました。

『こんなに自分の事を真剣に考えてくれる人にもう出会えないかもしれないと思い、真剣交際をお受けすると伝えました。』

彼はIさんのどこが好きになったのか一生懸命話してくれたそうです。

とはいえ、時間はありません。
彼がベトナムへ行くまでに「結婚」を決断しなければいけません。
その後も順調にデートを重ね、お互いのこと、そして今後のことを話していくうちにどんどん好きになっていきました。

そして私からはこんな提案をしました。

「とりあえず、一緒に住んでみてはいかがですか?」

ルール上、「一緒に住むこと=成婚退会」なのですが、ダメなら再入会は入会金も成婚料もナシにするからまた戻ってくればいい…と。
彼がベトナムに行くまでの少しの間だけでも一緒に住んでおいたほうがいいと思いました。
Iさんもこのスピード感に戸惑いつつも「そうします!」と同意してくれました。

一緒に住む段取りをしながら、お互いのご両親へのご挨拶の段取りも進めました。
ところが、そのとき大問題が発生しました。

彼のご両親に会う1週間前、彼から実家が新興宗教に入っていることを打ち明けられました。
Iさんはこのタイミングで打ち明けたことが許せず、私に交際終了の相談がありました。
ただ、聞けば、親が新興宗教に入っていて、彼は何も活動していないこと。
大切な日の1週間前に打ち明けたことは彼ではなく、彼の相談所の判断だったことで、次第にIさんの不安や怒りが収まってきました。
彼もその後も丁寧に説明してくれ、借金がないこと、奨学金の返済がないこと、貯金額、保険に入っていることなど、まだ確認していなかったことを全て教えてくれました。
そして、Iさんからはこんな連絡がありました。

『正直、先週の一週間ずっと腹が立っていたのですが、●●さんに実際に会って話しをしたら、何故かやっぱり●●さんと一緒にいたいな、と思いました。冷静に考えると、●●さんには感情的に怒って嫌な思いをさせたと思うのですが、全然責めず短気な自分を受け入れてくれて、こんなに自分の良くない素の部分を出せて、それを理解してくれる人はなかなか現れないだろうなと思いました。このまま交際を続けたいと思います。』

雨降って地固まるとはこのことです。
延期になっていたお互いのご両親へのご挨拶の日程も決まりました。
岩手へ一緒に行き、観光もしました。
実は、ベトナムに行くことはお母様は大賛成でしたが、お父様は大反対でした。
ところが彼のお人柄にご両親もすっかり気に入り、ベトナムへGOサインが出ました。
彼のご両親にもご挨拶も無事終え、その翌日、プロポーズの日。
サプライズではなく予告がありました。

婚約指輪はIさんの希望で用意せず。
理由を聞くと、「どうせ財布は同じになるので婚約指輪はいらないかな…」と既に堅実さが垣間見えました。
それでも夜景が見えるレストランで花束を手に素直な気持ちを打ち明けてくれました。

北海道旅行もし、わずかな日本での生活を楽しんで、2022年6月、ベトナムでの新婚生活が始まります。
建築士になる夢は諦めなければいけなくなりましたが、それ以上に刺激的な人生が待っているような気がします。
女性は結婚する男性によって人生が大きく変わりますね。