成婚STORY

知的で物静かなアラサー男性の2年にも及ぶ“のんびり婚活”

Tさん
  • お 名 前Tさん
  • 年 齢32歳
  • 職 業ゲームクリエイター
  • 活動期間2年
  • 交際期間6か月
  • お相手の年齢32歳
  • お見合い回数23回
  • 年 収400万円台
物静かで知的、それがTさんの第1印象でした。
入会手続きで卒業証明書を見せていただくとビックリ…
まさか…、でも納得と思える東京大学卒でした。
しかも、大学院にも進学し、有名なCGクリエイターに師事したほどの優秀な方です。

そんなTさん、学歴にもお金にも執着がなく、年収も全く気にしていませんでした。
それはお相手に求める条件でも同じで、学歴や職種ではなくプロフィールから伝わるお人柄を重視していました。

そして、Tさんの婚活の特徴は自分からは全く申し込まずに、自身にお申し込みいただいた方とお見合いをしました。
お見合いが成立すると、受けた側(Tさん)が場所を決めるのですが、Tさんは毎回「お相手のご都合の良いところまで行きます」と書き添えられていました。

日程調整のやり取りなどのちょっとしたことで、その会員さんのお人柄はわかるもので、Tさんも必ずうまくいくと思ってサポートしていました。

では、なぜTさんの婚活が2年にも及んでしまったのか。。。
それはTさんが極端にのんびり屋さんだったからです。

お見合いをして仮交際が成立すると、他の方との交際を並行することはせずに一人の女性に集中する。
とはいえ、デートの間隔は月1の頻度のこともあり、なかなか進展せずに、お互い連絡を取らなくなり終了になるというケースが続きました。

デートをすればランチして美術館や科学展に行ったり、散歩して夜ご飯を食べて…という1日デートをするのですが、お相手の方ものんびりした方が多かったので、次回お会いするのが3週間後、4週間後になりました。

そんなのんびり婚活も1年半が過ぎようとしていた頃、同じ歳の女性からお申し込みがあり、お受けしました。

仮交際が成立し、初回デートは東京都美術館へ。
その後、レストランでケーキを食べながらお茶をして、不忍池を散歩しているとゲリラ豪雨が…
急いで近くのビルに入り、雨宿りをしました。
その間も不思議と会話も途切れず楽しくお話でき、デート後、お相手の担当者からも良い印象を持ってくださっている旨の連絡がありました。
そして、2回目のデートは“珍しく”翌週になりました。
3回目も4回目も毎週お会いして、新宿のICCや江戸東京博物館など、知的なTさんならではのデートプランで順調に交際が進みました。

ですが、のんびり屋+恥ずかしがり屋のTさん。
なかなか自分から真剣交際が申し込めずに、担当者同士でやり取りをし、お相手の気持ちを確認したうえで、Tさんから真剣交際を申し込みました。

真剣交際に入ってからは、これまでと違って少し真面目な話もするようになり、将来への考え方やお互いの価値観を共有しました。
そして、デートプランをお相手の方が一級建築士ということもあり、自然と建築物やインテリアを見に行ったり、朝倉彫塑館などの渋いところにも一緒に行きました。

その後も順調に進み、成婚退会の話にもなり、お互いの考えは一致していました。
お互いのご両親への紹介も終わり、成婚退会することが決まりました。

ところが…
お相手の担当者から連絡があり、実はまだプロポーズをされていない…と。
既にプロポーズは済ませていたと思っていた私も確認不足でした。
Tさんに確認したところ、「一応考えてはいます」と。
でも、お相手の方は「ご挨拶も済んで入籍の時期も決まっている大丈夫だと思うけど、言葉で伝えてほしい…」との希望がありました。

そりゃ、そうですよね。
ここは男としてビシッと決めないと…
お相手女性は、次のデートでプロポーズしてくれなかったら自分から言うと決めていたそうです。

恥ずかしがり屋のTさんが無事にプロポーズできるか心配でした。
すると、デートの翌日、お相手の担当者から連絡があり、Tさんがプロポーズをしたことを報告があったそうです。

「昨日ですが無事にプロポーズして頂きました。私自身もとてもほっとしたというか、安心しました。これから一緒に生きていく人ができるということは、想像していたよりずっと嬉しく、心強いことなのだと思いました。」

後日、Tさんに聞くと、自宅でストレートに気持ちを伝えたそうです。
やはり、決めるところは決めないと。。。
男ならね。

最後にTさんが言いました。
「これからは家庭を持つので、年収を上げるということも考えないといけませんね。」

私には理解できないくらい頭の良い方です。
本気になったTさんの活躍が楽しみです。