成婚STORY

悩み続けた1年間!公認会計士さんが満を持してプロポーズ!

Kさん
  • お 名 前Kさん
  • 年 齢38歳
  • 職 業公認会計士
  • 活動期間1年
  • 交際期間6か月
  • お相手の年齢32歳
  • お見合い回数35回
  • 年 収1,000万円台
大手の会計士事務所でバリバリ働くKさん。
お人柄は一人っ子らしくのんびりして温厚そのもの。
3月から5月の繁忙期は休みなしで深夜まで働くこともあるそうで、婚活も停滞気味となりました。

高学歴・高身長・高収入のKさんのもとにはたくさんの女性から申し受けがありました。
30歳前後の女医やCAといった人気職種の女性ともお見合いし、仮交際も成立しました。
でも、いずれも良いご縁には繋がりませんでした。
原因はハイスペック男性によくある「もっと良い女性がいるかもしれない」という“もっともっと症候群”でした。
Kさんとしても、せっかく結婚相談所に入会したのだから普段会わないような女性と結婚したいという想いがありました。

それでも、Kさんは活動期間が長くなるにつれて現実を見ることができるようになりました。
国家資格である会計士と医師だと分かり合える部分があるのでは…と女医さんにアプローチされていましたが、仮交際が成立してもお互い多忙なのでデートの日程調整ができず、気持ちが冷めてしまうこともしばしば。
結婚よりも仕事に重きを置く女性との結婚は難しいと思い始めていました。

定期的にお見合いをして、仮交際も成立して、数回デートしたら交際終了という流れが続き、結婚をする意味を見出せなくなる時期もありました。
そんな迷走中の時期に仮交際していた女性が6歳年下の看護師さん。
最初はたくさんいる仮交際相手の1人でした。
ところが、繁忙期でもマメにLINEのやり取りをして、Kさんに合わせてくれる彼女の姿勢に次第に惹かれていきます。
後から彼女の担当者から聞いたのですが、彼女は早い段階からKさんとの結婚を強く意識していたそうです。
だから、繁忙期にお仕事の邪魔をしてはいけないと連絡するのを控えたり、会えなくても不満を漏らすことのないその姿勢にKさんは初めて結婚を意識できる女性に出会ったのです。
これはKさん次第で繋がるご縁です。
そんなときにやってきたのが新型コロナ。
Kさんの職場では所帯持ちの人は裁量が少なくなり、その分、単身者であるKさんにしわ寄せがいき、さらに忙しくなりました。
それでも彼女は待ってくれました。
そんななか、たまにしか会えない貴重なデートがKさんにとって癒しの時間となっていったのです。

あとはKさんが決めるだけ。
仮交際が成立してから半年が経とうとしていました。
でも、Kさんは彼女の担当者が設定した期限でも結論を出すことはできませんでした。
その日の深夜、Kさんからメールがありました。

『来週まで待っていただけないでしょうか』

理由は田舎で暮らすご両親のことでした。
一人っ子でお父さんは病気がちでお母さんが介護しているそうです。
もし両親に何かあれば自分が面倒見なくてはいけないし、東京で結婚することを反対するかもしれない、と。
時には田舎へ帰って就職することも考えたそうですが、収入は下がるし仕事内容も変わります。
そこで、結婚することを親に伝えてから返事をさせてほしい、とのことでした。

結果は、お母さんはとても喜んでくれたそうで、Kさんも意外だったそうです。
これまで悩んでいたことがすっきりしました。

そして、半年と1週間になってしまいましたが、プロポーズをし、成婚退会となりました。

Kさんはとても知的で、物事を先まで考える方ですので、生半可な気持ちでプロポーズすることはできなかったようです。
ですが、カウンセラーの私も妻が看護師で親の介護を目の当たりにしてきましたので、その経験がKさんの背中を押すことができたと思っています。

一人っ子なら誰でも考える「親の介護」。
特に男性は家族を持つことでさらに将来のことを考えてしまいます。

Kさんには私の母のケアマネージャーさんが私に言ったことを伝えました。

『まずは自分の(新しい)家族の幸せを一番に考えてください』

成婚退会のお手続きにお越しくださった際には表情も清々しく、結婚のお話も具体的に進んでいるようで安心しました。