Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:8月18日 更新日:8月18日

「インドア派」VS「アウトドア派」、結婚相談所で成婚が早いのはどっち?

結婚相談所で活動していると、同じ時期に入会したのに、あっという間に成婚退会する人と、なかなか交際が続かない人がいます。
もちろん年齢や条件の違いはありますが、意外と結果を左右するのが「インドア派か?アウトドア派か?」というライフスタイル。

「趣味なんてプロフィールの飾りでしょ」と思う人もいるかもしれません。
でも実際の婚活現場では、この“インドアかアウトドアか”が会話の弾み方、交際の進展スピード、そして最終的な成婚率にまで影響しているのです。

アウトドア派は「スタートダッシュ型」

アウトドア派の人は、プロフィールの時点で目を引きやすいのが特徴です。

「キャンプ」「登山」「スポーツ観戦」「旅行」

写真に写る笑顔+自然の背景

これだけで「この人といたら楽しそう」というイメージを相手に与えます。
さらに、初対面の会話でも「先月は友達とキャンプに行ったんです」「サッカー観戦が好きで」など、エピソードを具体的に語れるので会話が途切れません。

結婚相談所では、仮交際の数回のデートで「次に進むかどうか」が決まります。
その短期間で「一緒に過ごすと楽しそう」と思わせられるのは、大きな武器となります。
つまり、アウトドア派は“序盤の印象形成”で有利なのです。

インドア派は「安定感型」

一方でインドア派は、プロフィールに「読書」「映画鑑賞」「料理」などと書く人が多く、どうしても似たような印象になりがちです。

ところが実際には、インドア派こそ結婚生活の安心感を連想させやすい強みがあります。

「休日は一緒に映画を観て、感想を語り合いたい」
「手作りのお菓子を分け合える時間が好き」

こうした一言を添えるだけで、「結婚後の生活がリアルに想像できる人」という評価に変わります。
婚活は「刺激をくれる人」よりも「一緒に暮らして落ち着ける人」を選ぶケースが多い。
そう考えると、インドア派はゴールインに強い──つまり“成婚率の高さ”に直結するのです。

カウンセラーのプロフィール

成婚までの流れに現れる「違い」

実際の相談所のデータや体感では、こうした傾向があります。

アウトドア派 → 仮交際成立率が高い、デート回数が多い
インドア派 → 成婚まで進んだときの安定度が高い、交際の破局率が低い

つまり「成婚が早いのはどっち?」という問いの答えは…

序盤のスピードはアウトドア派
最終的な結婚までの近道はインドア派

という二極構造になっているのです。

例えば、ある30代男性(アウトドア派)は、初対面で「先月キャンプに行って星空を見た話」をしたところ、相手女性が「すてきですね!」と一気に距離が縮まりました。結果、仮交際はスムーズに成立。
逆に40代女性(インドア派)は、プロフィールに「休日はカフェでゆっくり読書」と書いていたのですが、それを見た男性が「僕も落ち着いた休日が好きです」と強く共感。派手な交際ではなく、3か月の仮交際を経て自然に真剣交際、そして成婚に至りました。

どちらも“自分の生活スタイルを具体的に伝えた”からこそ、相手に響いたのです。

成婚STORY

婚活に活かす「ライフスタイルの見せ方」

結論、婚活で重要なのは「インドアかアウトドアか」そのものではなく、どう表現するかです。

アウトドア派なら → エピソードを短く切り取って“臨場感”を伝える
インドア派なら → 「結婚後の過ごし方」が想像できる言葉に変える

例えば「映画鑑賞」だけでは埋もれますが、「日曜の午後にコーヒーを飲みながら映画を観るのが幸せ」と書けば、それだけで差別化できます。
婚活は履歴書のようなスペック競争ではなく、「この人となら一緒に生活できる」と思わせた人が選ばれるのです。

「インドア派か?アウトドア派か?」は趣味の話ではなく、結婚後の未来像を相手に見せる手がかりです。

アウトドア派は、序盤で心をつかむ力がある
インドア派は、結婚生活をリアルに想像させる力がある

どちらが有利かではなく、自分のライフスタイルを“具体的に描写すること”が成婚への近道。
婚活のプロフィールや会話に少し工夫を加えるだけで、相手が感じる「未来のイメージ」は大きく変わります。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。