Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:7月14日 更新日:7月14日

「もう誰でもいい」となりかけた人が結婚を決めたときに言った言葉

「もう、誰でもいいって思っちゃってたんです」

このセリフ、実は結婚を決めた人から意外とよく聞く言葉です。
婚活が長引き、心がすり減り、理想を語る余裕もなくなって“結婚そのものが重くのしかかってくる”。

でも、そんな“燃え尽き寸前の婚活者”たちが、ある日ふと結婚を決める瞬間があります。
そんな「もう誰でもいい」と思った人が“この人となら”と決断したときに言った言葉とその背景にあったドラマをいくつかご紹介します。

実例①:38歳女性「この人となら、“何かあっても言える”と思った」

大学職員の38歳女性。
8年の婚活歴。
マッチングアプリ、婚活パーティー、結婚相談所、すべて経験済み。

彼女が口にしていた言葉は…
「もう“誰か”じゃなくて“誰でもいい”になりそうで怖いんです…」

そんな彼女が成婚を決めた相手は年下の35歳男性。
見た目はタイプではなく、年収も当初の希望より低め。
でも、交際3回目の帰り道で彼女はこう思ったそうです。

「どんなネガティブなことがあっても、この人にはちゃんと話せると思ったんです。」

それが、彼女にとっての“結婚の安心感”だった。
理想じゃなかった。
でも、生活できそうだった。
それは妥協ではなく、「“何があっても話せる相手”という最高のスペック」に気づいた瞬間でした。

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実例②:44歳男性「やっと“自分に無理をさせない人”に出会った」

IT企業に勤める44歳男性。
年収は900万円超え。
条件だけ見れば「モテる側」のはずなのに交際終了の連続。
「やっぱり“この人じゃない感”があるんです」が口癖でした。

そんな彼が最終的に成婚を決めた女性と出会った直後にこう連絡がありました。

「この人となら、“好きになれそうな努力”をしなくても普通にいられるんです。」

これ、逆説的ですがものすごく深い言葉です。

彼はこれまでずっと、恋愛感情が自然に湧かない相手にも「努力で好きにならなきゃ」と頑張っていた。
でも今回初めて「頑張らなくても、落ち着いていられる相手」と出会った。

結婚とは“気持ちを高める相手”ではなく、“気持ちを落ち着けられる相手”でもある。
彼はそのとき、ようやく「この人と生きる未来」を見たのです。

実例③:36歳女性「“楽しい”より、“静かにうれしい”が続いた」

元気で社交的な36歳女性。
いつも交際初期は盛り上がるものの、途中で「なんか違う」と終了されることが続いていました。

「楽しくしなきゃ」「相手を楽しませなきゃ」と“明るい自分”で頑張りすぎていた彼女。
でも、ある男性との交際で初めて「楽しい会話」よりも「沈黙に安心する時間」を味わったそうです。

そして、成婚退会のときにこう言いました。
「この人といると、楽しいってより、静かに“嬉しい”があるんです。」

婚活を通して彼女が気づいたのは“感情の起伏”ではなく、“感情の温度”が自分には大事だったということ。

明るさじゃなく、安心。
盛り上がりじゃなく、静けさ。
彼女が見つけたのは“心が落ち着ける場所”でした。

成婚STORY

「もう誰でもいい」は、“もう変わりたい”のサイン

「もう誰でもいい」と思ってしまうとき、それは諦めではなく、理想像を手放して自分の本音と向き合い始めたサインです。

✔ 理想通りの人ではないけど、ちゃんと心がほどける
✔ 条件は合わないけど、居心地がいい
✔ 胸がときめかなくても、心がふっと軽くなる

そんな相手と出会ったとき、人は「この人となら」と決断できるのです。

婚活のゴールは理想像ではなく、共に過ごす現実。
本当に結婚を決めた人の言葉にはそれが詰まっています。

疲れて「もう誰でもいい…」と思ったとしても、まだ“誰と一緒に生きたいか”という感覚が残っています。
その小さな感覚をもう一度大事にしてみてください。
それは妥協ではなく成熟です。
その先にこそ、本当の“出会い”が待っているのかもしれません。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。