Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:11月26日 更新日:11月26日

【婚活心理】“理想が高い”と言われた女性が本当に直すべき1つの視点

“理想が高い”——この言葉ほど、婚活中の女性を悩ませるものはありません。
誰かに言われたわけでも自分で自分に言い聞かせたわけでもなく、「もしかして私、理想が高いのかな…」と不安になる瞬間があります。

でも、実はほとんどの女性は“理想が高い”のではありません。
“理想の見方が偏っている”だけなのです。
今回は、婚活の現場で多くの女性を見てきた中でわかった、“本当に直すべきたったひとつの視点”を紹介します。
この視点を持つだけで、人を見る目と婚活の流れが驚くほど変わります。

【結論】“理想の人”ではなく、“理想の関係”を探す視点に変える

多くの女性が悩む「理想問題」。
でも、根本原因は“理想が高い”ことではなく、理想の捉え方が「人」になっていることです。

・年収が高い人
・背が高い人
・価値観が合う人
・家庭的な人
・穏やかな人

こうした“人のスペック”だけを見てしまうと、どうしても理想が高く感じられます。
しかし、本当に大切なのは“人の条件”ではなく、その人とどんな関係を築けるかです。
婚活がスムーズに進む女性は、相手を“条件表”ではなく、“関係の可能性”で見ています。
この視点が変わると、出会いの見え方が一気に変わります。
ここから詳しく、どう変わるのかを解説します。

① 条件で相手を見ていると、本当に大事な部分が“抜け落ちる”

女性が「理想が高い」と言われがちな理由。
それは、条件の優先順位が整理されていないからです。

たとえば、
「優しい人がいい」と言いながら「行動力があってリードしてほしい」と思っている。
「価値観が合う人がいい」と言いながら、「刺激のある人が好き」と思っている。

優しさとリードは別物。
刺激と価値観の一致も別物。

条件は“相反する要素”が混ざりやすい。
その結果、無意識に「全部満たす人」を探すことになってしまい、出会う人の“足りない部分”が目につくようになります。
でも、関係を基準にすると視点はシンプルです。

「この人とどんな関係なら安心できる?」
「この人とどんな関係なら笑っていられる?」

この問いに答えられる人は、理想の人ではなく、理想の関係を一緒につくれる人を選べるようになります。

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② “合わない部分”ではなく“育つ部分”を見るようになる

条件で相手を見ると、相手の“短所”に敏感になります。
でも、関係を基準にすると、短所が見え方を変えます。

たとえば、
「リードが少し弱い」と思っていた男性が、一緒にいると「相談しながら決められる安心感」がある人だったり。
「ちょっと話がゆっくり」と思っていた男性が、あなたの話をじっくり聞く“穏やかな関係”をつくれる人だったり。

条件で見れば減点だけれど、関係で見れば“未来の伸びしろ”に変わります。

成婚した女性の多くがこう語ります。
「初めは理想とは違ったけど、“関係の良さ”に気づいたら、この人しかいないと思えた。」

それは“相手の完成度”ではなく、“二人で育てる余白”を見つけた瞬間です。

③ “理想の人”は探すものではなく、“見えてくるもの”だと気づける

理想の人は、条件表を照らし合わせて出てくるわけではありません。
関係の中で、“この人といると楽だな”
“この人の前だと素でいられるな”
“この人は自分を大事にしてくれるな”
そう感じたときに自然と“理想”に見えてくるのです。

婚活の現場でよくある言葉があります。

「理想じゃなかったのに、気づいたら理想になっていた。」

これは、多くの成婚女性のリアルな声です。

理想は探すものではなく、安心と信頼の積み重ねの中で形が見えてくるものです。
視点が「人」から「関係」に変わると、あなたの前にいる相手の魅力が、今よりずっと立体的に見えるようになります。

成婚STORY

“理想が高い”のではなく、“理想を見る方向”が違うだけ

婚活に悩んだとき、「理想が高いのかな」と自分を責めてしまう女性は多いです。
でも、それは間違いではありません。
むしろ理想があるのは、自分の大切なものを知っている証拠。
ただし、理想は“人”に当てはめると複雑になり、“関係”に当てはめるとシンプルになります。

条件ではなく、関係を基準に見る。
理想の人ではなく、理想の関係を描く。
短所ではなく、二人で育つ余白を見る。

この視点が手に入ったとき、婚活は“探す旅”から“感じる旅”に変わります。
それが、苦しくない婚活のスタート地点です。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。