公開日:11月14日 更新日:11月14日
【婚活心理】“いい人がいない”と思っている女性が見落としている視点
婚活を続けていると、誰もが一度は思います。
「いい人がいない。」
条件に合う人がいない。
ピンと来る人がいない。
話が合う人がいない。
それは決してわがままではありません。
真剣に婚活をしているからこそ、“合う人”を求める気持ちは自然です。
でも、会員さんとお話していると、この言葉を口にする女性にある“共通の思考パターン”が見えてきます。
それは“出会いを外側で探しすぎている”ということ。
今回は「いい人がいない」と感じている女性が見落としている3つの視点を紹介します。
読み終えたとき、少し心が軽くなると思います。

この記事の目次
“いい人”は「条件」ではなく「状態」で見つかる
婚活ではつい、プロフィールを“条件表”として見てしまいます。
年収、学歴、居住地、身長、趣味。
そして、その中に「いい人」がいないと感じる。
でも、“いい人”というのは、条件で決まるものではありません。
会ったときに感じる“状態”で決まるのです。
たとえば、会話がスムーズでなくても、あなたが自然に笑っていられる人。
沈黙があっても気まずくない人。
自分の意見を言っても受け止めてくれる人。
“いい人”とは、スペックが高い人ではなく、あなたが“自分らしくいられる人”。
条件よりも、“自分の心の状態が穏やかになる相手”を意識してみてください。
そこに、本当の意味での“いい人”が隠れています。

“ときめき”よりも“安心できる退屈”を見逃している
婚活中、「ピンとこなかった」と言って次に進まないケースはとても多いです。
でも、その“ピン”が必ずしも幸せを導くとは限りません。
恋愛初期に感じる“ときめき”は、脳のドーパミン反応によるもの。
つまり、刺激の一種です。
一方、結婚で大切なのは“安定ホルモン”と呼ばれるオキシトシンの働き。
つまり、“安心して呼吸できる人”こそが、長く幸せを感じられる相手なのです。
「なんか退屈かも」と感じた人こそ、実は相性が良いこともあります。
感情のジェットコースターではなく、心が静かに落ち着く人。
“波が立たない相手”は、“波風を立てない関係”の始まりです。
“探す”より、“見つめる”婚活がうまくいく
「いい人がいない」という言葉の裏には、“外側に答えを求める癖”があります。
「どんな人がいるか」ばかりを見て、「自分がどういう人と落ち着くか」を見ていないのです。
成婚していく女性たちは、みんな“探す婚活”から“見つめる婚活”に変えています。
それは、自分を分析するというより、“自分がどんなときに心地よいか”を丁寧に知ること。
たとえば、
・相手が穏やかに話すとき、私は安心する。
・聞き上手な人より、一緒に笑ってくれる人が好き。
・リードしてもらうより、相談しながら決める方が楽。
こうした“自分の感覚”を知ることで、相手を見る目が変わります。
外に“理想の人”を探すより、内側の“理想の感情”を明確にする。
それが、出会いの質を大きく変える一歩になります。

“いない”のではなく、“見えていない”だけかもしれない
「いい人がいない」と感じているとき、それは出会いが止まっているのではなく、“視点が一点に偏っている”状態です。
・条件ではなく、心の状態で見る。
・ときめきより、安心を感じる。
・探すより、自分を見つめる。
この3つを意識するだけで、同じ出会いの中に“違う景色”が見えるようになります。
“いい人”は、どこかに隠れているのではありません。
あなたが“安心できる自分”に戻った瞬間、その人が見えるようになるのです。
婚活は、誰かを探す旅でありながら、“自分の心を整える旅”でもあります。
だから焦らなくて大丈夫。
「いない」のではなく、「まだ見えていない」だけ。
その視点を持てた人から、ご縁は静かに動き出していきます。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。



