公開日:9月8日 更新日:9月8日
お見合いで失敗する質問ワースト10
お見合いは、婚活において最初の大きなチャンス。
そこでの会話が心地よければ仮交際へ進み、逆に違和感を与えてしまえば、どんな条件が良くても「ご縁なし」と判断されてしまいます。
特に注意したいのは、質問の仕方。
本人は誠実なつもりでも、相手にとっては“面接”や“尋問”のように聞こえてしまう質問があります。
今回は結婚相談所でよくある 「お見合いで失敗する質問ワースト10」 をご紹介します。
それぞれ「なぜNGなのか」「どう改善すればよいか」まで解説します。

この記事の目次
「どうして結婚相談所に入ったんですか?」
一見、自然な質問に思えますが、これは相手にとって踏み込みすぎ。
「恋愛できなかったから?」「モテなかったから?」と、裏でネガティブに響きやすいのです。
代わりに…
「どんなきっかけで婚活を始められたんですか?」と聞けば、前向きな答えにつながります。
「過去のお付き合いはどのくらいでしたか?」
これは避けるべき話題の典型例です。
恋愛経験の有無は気になるポイントですが、初対面で聞くと“詮索”になります。
過去は比べられたくない領域。話題が暗くなりやすく、相手は一気に警戒します。
「結婚願望はどのくらい強いですか?」
真剣度を確認したい気持ちは理解できます。
しかし、この質問は「圧」を与えてしまい、相手に「早く結婚を迫られている」と感じさせる危険があります。
「結婚後はどんな時間を大切にしたいですか?」と未来を想像させる聞き方に変えるのがベターです。

「年収(貯金)はどのくらいですか?」
直接的すぎる質問は、条件目当てと受け取られて即終了。
プロフィールに年収は書かれているので、改めて聞く必要はありません。
意図は変わりますが、「お仕事の中でやりがいを感じる瞬間は?」と置き換えれば自然です。
「家事はどのくらいできますか?」
「生活力を知りたい」という意図でも、聞き方を誤ると“家政婦扱い”に聞こえてしまいます。
特に女性に投げると印象ダウンです。
「得意な料理や最近ハマっている家事ってありますか?」と具体的に聞けば、ポジティブに変わります。
「子どもは何人欲しいですか?」
重すぎる話題を初回から持ち出すのは危険。
「プレッシャーをかけられた」と思われ、相手が引いてしまうことが多いです。
こちらも意図は変わりますが、「子どもの頃、家族でどんな時間が楽しかったですか?」と聞けば、人柄が出やすく和やかに話せます。

「相手に求める条件は何ですか?」
これは一見、会話を広げやすそうに思えますが、実は「自分が条件に当てはまるか?」と相手に無意識のプレッシャーを与えます。
お見合いの場はジャッジではなく“知り合う場”です。
「どんなことをしている時に楽しいと感じますか?」のように価値観を探る質問が◎。
「休みの日は婚活ばかりですか?」
軽い冗談のつもりでも、相手に「必死に活動している」と茶化している印象を与えかねません。
婚活の頻度や状況はデリケートな話題。
「休日はリフレッシュにどんなことをされてますか?」と聞くだけで、印象が180度変わります。
「ご両親はどんな方ですか?」
結婚を意識すれば家族のことも大事ですが、初回のお見合いで踏み込むと「まだ早い」と思われます。
相手にとっては重たい質問で、話題が広がりにくいのも難点。
仮交際が深まってから自然に触れるのがベストです。
「自分のことどう思いますか?」
相手の気持ちを確認したくなる気持ちはわかりますが、これは“自己評価の強要”。
「まだわからない」としか答えられず、相手にプレッシャーしか残りません。
「今日は楽しかったです」と自分の感想を伝える方が、よほど誠実に映ります。
まとめ
お見合いで失敗する質問ワースト10は以下の通りです。
1.どうして結婚相談所に入ったんですか?
2.過去のお付き合いはどのくらいでしたか?
3.結婚願望はどのくらい強いですか?
4.年収(貯金)はどのくらいですか?
5.家事はどのくらいできますか?
6.子どもは何人欲しいですか?
7.相手に求める条件は何ですか?
8.休みの日は婚活ばかりですか?
9.ご両親はどんな方ですか?
10.自分のことどう思いますか?
これらの質問は「相手を知りたい」という気持ちから出ているのに、実際には“圧”“詮索”“条件ジャッジ”として伝わりやすいのが共通点です。
お見合いは相手を試す場ではなく、「一緒にいて心地よいかどうか」を確かめる時間。
だからこそ、質問は“面接”ではなく“未来を一緒に想像できる会話”に変えることが成功の秘訣です。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。