公開日:8月16日 更新日:8月16日
婚活がうまくいく人は“質問の仕方”が違う
「婚活がうまくいかない…」
その原因は見た目でも条件でもなく、会話の中の“質問の仕方”に潜んでいることが少なくありません。
実は、たくさんの会員さんの仮交際を見てきた中で「質問上手な人ほど交際が長続きする」という共通点が見えてきます。
そしてその差は、ほんの小さな“聞き方の違い”に過ぎません。
ちょっとした質問の角度を変えるだけで、相手の表情がやわらぎ、関係が一気に深まることもあります。
「質問の仕方で婚活が変わる理由」と「すぐに使える実践テクニック」をご紹介します。

質問が婚活の“未来”を左右する理由
婚活において「感じが良い人」と思われるか、「なんだか合わない人」と思われるかは意外にも“話す内容の量”ではなく“質問の質”で決まります。
心理学的にも「人は自分の話をよく聞いてくれる人に好意を抱きやすい」と言われています。
特に初対面や仮交際ではまだ相手のことをよく知らないため、どんな質問をするかで「この人といると安心」「もっと話したい」という感情が動きます。
婚活がうまくいく人は、ただ会話を繋ぐために質問しているのではなく、「相手の人柄を引き出し、未来のイメージを一緒に描く」ために質問を使っています。
これこそが“質問の仕方”が婚活の未来を左右する理由です。
ありがちなNG質問3パターン
では、なぜ質問が逆効果になることがあるのでしょうか?
婚活でよく見られる「残念な質問」を3つ挙げてみます。
事実確認だけの質問
例:「趣味は何ですか?」
→ これだけでは「映画です」「読書です」で終わってしまい、会話が膨らみません。
圧をかける質問
例:「いつ結婚したいですか?」
→ 悪気はなくても、まだ関係が浅い時期には「プレッシャー」にしかなりません。
自己アピールのための質問
例:「僕のプロフィールを見てどう思いました?」
→ 相手を知るというより、“自分の評価を求める場”になってしまいます。
これらは会話のキャッチボールを止めてしまう典型的なパターン。
相手に「答えさせられている感」を与えると、残念ながら印象は下がってしまいます。

好かれる人が自然にしている“質問シフト”
一方で、うまくいく人は無意識に“質問の角度”を変えています。
共感型質問
例:「休日は家で過ごす派ですか?外出する派ですか?」
→ 相手が答えやすく、さらに「私も同じです」と共感が生まれる。
エピソードを引き出す質問
例:「その趣味を始めたきっかけって何だったんですか?」
→ 相手の背景や価値観が見えてくるので話が広がる。
未来を想像させる質問
例:「一緒にやってみたいことってありますか?」
→ “この人と未来を共有するイメージ”が自然に湧く。
実はこれ、テレビのトーク番組でMCが使うテクニックと同じです。
ゲストの魅力を引き出すために「共感・背景・未来」をキーワードに質問を投げかけているのです。
会話を豊かにする質問設計
大切なことは「答えたくなる質問を用意すること」です。
例えば、スポーツ選手に「勝因は何ですか?」と聞けば「練習の成果です」で終わりますが、「試合の前夜、どんな気持ちで眠りにつきましたか?」と聞くと、人柄や意外な一面が出てきます。
婚活でも同じです。
「好きな食べ物は?」ではなく「小さい頃からずっと好きな食べ物は?」と聞けば、懐かしい記憶や家庭の話題に広がる可能性があります。
質問ひとつで会話の温度感は大きく変わるのです。
これは、婚活のプロフィールを読むだけでは絶対にわからない“人となり”を知る大きなヒントになります。

質問は“演出”であり、最大の自己PR
■質問は相手を知るためのツールであると同時に自分の印象を決める武器
■表面的な質問ではなく「共感・背景・未来」を意識した質問をする
■「答えたくなる質問」を用意する
婚活の会話は、ただの情報交換ではありません。
質問という小さな演出によって、相手に「この人とならもっと話したい」と思わせることができるのです。
婚活でうまくいく人は、決して“話し上手”ではなく“聞き上手”。
そして本当の聞き上手は、質問をデザインすることに長けているのです。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。