Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:11月28日 更新日:11月28日

【ここが分岐点】“あと一歩で決まらない人”が無意識にやっている3つの癖

婚活をしていると、「あと少しなのに決まらない」という状態が続くことがあります。
仮交際までは進むのに、真剣交際にはつながらない。
デートは楽しく過ごせるのに、相手から“決定打”が返ってこない。
会話は弾んでいるのに、なぜか距離が縮まり切らない。
本人は誠実に向き合っているからこそ、「何が足りないのだろう」と悩んでしまいます。
しかし実は、その背景には多くの人が“無意識のうちにやってしまっている3つの癖”があります。
それは大きな欠点ではありません。
ただ、少し方向を変えるだけで大きく流れが変わるポイントなのです。

癖①:「良い人」を演じてしまう

多くの人がつまずく最初のポイントは、“良い人”であろうとしすぎることです。
相手に嫌われたくない。
失礼と思われたくない。
誠実に見られたい。
その気持ちはとても大切ですが、同時に「自分らしさ」が薄まってしまうことがあります。
すると、相手には“優しい人”として映るものの、“特別な人”としては感じてもらえなくなってしまいます。
婚活では、優しさは前提条件のように見られます。
だからこそ、“あなたらしさ”や“個性”がほんの少しでもにじむ瞬間が決め手になります。
一歩踏み込んで自分の意見を言ったり、好きなことを楽しそうに話したり、弱い部分をあえて少しだけ見せたりするだけで、相手の印象は大きく変わります。
特別さは、完璧な優しさではなく、ふとした“素の部分”に宿るものなのです。

カウンセラーのプロフィール

癖②:会話を“正しく返そう”としてしまう

あと一歩の人の多くが持つ2つ目の癖は、「正しい距離感」や「正しい答え」を意識しすぎることです。
相手の話をよく聞く。
否定しない。
質問を返す。
もちろん大切な姿勢ですが、これが強すぎると“会話は成立していても心が動かない”状態になってしまいます。
婚活の会話で必要なのは、正しさよりも“温度”です。
例えば、
「へぇ、そうなんですね」だけで終わらず
「私もそれ好きかもしれません」
「そこがあなたらしくて素敵ですね」
「それってどういう気持ちだったんですか?」
こんな一言があるだけで、会話は一気に深いものになります。
正しい返答はAIでもできます。
でも“温度のある返答”はあなたにしかできません。
温度のある言葉が増えると、相手は「この人と話すと心地よい」と感じ、次のステップに進みたくなるのです。

癖③:“相手の温度”に合わせすぎてしまう

3つ目の癖は、“相手の温度に合わせてしまう”ことです。
相手が慎重だから自分も慎重に。
相手がゆっくりだから自分もゆっくりに。
もちろん尊重は必要ですが、合わせすぎるとあなたの本来の魅力が消えてしまいます。
婚活は温度を合わせるのではなく、温度“を伝える”ことが大切です。
「今日のデート、すごく楽しかったです」
「あなたと話す時間が好きなんです」
「もっと知りたいと思っています」
この“ほんの数ミリの前向きさ”が、相手に安心感を与えます。
人は、自分に興味を持ってくれる相手に安心し、心を開きます。
相手が慎重なタイプであればあるほど、あなたの小さな温度の提示が分岐点になります。
温度を隠し続けると、相手は「自分のことをどう思っているのだろう」と不安になり、距離が縮まらないまま終わってしまうことがあります。

成婚STORY

“無意識の癖”は、意識した瞬間から変えられる

紹介した3つの癖は、どれも悪い習慣ではありません。
むしろ、真面目で優しい人ほど持ちやすいものです。
だからこそ、変えようと思えばすぐに変えられるものでもあります。
大きく変える必要はありません。
ほんの少し、自分らしさを足す。
少しだけ、温度を乗せる。
遠慮しすぎず、ほんの一言だけ前向きな気持ちを伝える。
その積み重ねが、婚活の“分岐点”になります。
あなたの魅力は、すでに十分に整っています。
近づききれなかった一歩は、“技術”ではなく“自然体のあなた”が担ってくれます。
その瞬間、ご縁は確実に動き出します。

“あと一歩で決まらない”という状態は、欠点ではありません。
むしろ、あと数ミリでご縁につながる段階まで来ているという証です。
無意識の癖をほんの少し整えるだけで、あなたの婚活は大きく変わります。
あなたの魅力は、作るものではなく“出すもの”です。
そのままのあなたに、ほんの少しの温度と言葉を足してあげるだけで、ご縁は動き始めます。
焦らず、けれど丁寧に、自分のペースで進んでください。
あなたが安心できる未来は、必ず手の届くところにあります。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。