公開日:11月10日 更新日:11月10日
【意外な盲点】“理想が高い女性”が気づいていない3つの勘違い
「理想が高いのかもしれません」と口にする女性は多いです。
でも実際に話を聞くと、その“理想”の中身は決して非現実的ではありません。
「価値観が合う人がいい」
「思いやりのある人がいい」
「一緒にいて落ち着く人がいい」
どれも当然の願いです。
それなのに、なぜか出会いがうまくいかない。
その理由は、“理想が高い”こと自体ではなく、理想の捉え方にある勘違いかもしれません。
今回は婚活カウンセラーの立場から見てきた「理想が高い女性が気づいていない3つの盲点」を紹介します。

この記事の目次
理想を「条件」で表現してしまう
多くの女性が、「理想の男性像」を聞かれると、条件で答えます。
「年収」「身長」「職業」「学歴」「趣味」など。
けれど本当の理想とは、“条件”ではなく“感情”です。
つまり、「その人と一緒にいると、どう感じたいか」。
たとえば、「年収600万円以上」という条件の裏には、「安心して生活できる人がいい」という気持ちがあります。
「身長170cm以上」の裏には、「隣に立ったときに頼もしさを感じたい」という気持ちがある。
この“感情の奥”にある部分を見ないまま条件だけを並べると、出会うたびに「違う」と感じやすくなります。
そして本来なら相性が良い相手を、“条件外”というだけで見逃してしまうのです。
理想を条件で語るのではなく、「この人といると、自分はどんな気持ちになれるか」を軸にしてみてください。
そうすると、不思議なほど出会いの選択肢が広がります。

“選ばれる側”でいようとしてしまう
理想が高い女性ほど、「相手から選ばれたい」という意識が強くなりがちです。
服装やメイク、会話、振る舞い……どれも完璧に整えて、「いい印象を与えよう」と努力します。
でも、結婚はオーディションではありません。
“選ばれる”のではなく、“選び合う”関係です。
相手に気に入られるための自分でいると、会話の中で「素」が出せなくなります。
その結果、相手も「本当のあなた」を感じ取れず、距離が縮まりません。
婚活でうまくいく女性は、意外にも“好かれよう”としていません。
相手に合わせるのではなく、自分の心地よさを大切にしています。
その自然体が、結果的に“魅力”として伝わるのです。
“選ばれる努力”よりも、“選ぶ勇気”を。
それが理想の相手に出会う最短ルートです。
“理想の人”を探すあまり、“理想の関係”を見落としている
「理想の人に出会いたい」と願う女性は多いですが、本当に大切なのは、“理想の人”ではなく“理想の関係”です。
“人”に焦点を当てると、欠点が気になります。
でも“関係”に焦点を当てると、自然とお互いの良さが見えてきます。
たとえば、
「もっと話を聞いてくれる人がいい」ではなく、「お互いに安心して話せる関係をつくりたい」と考える。
「もっとリードしてくれる人がいい」ではなく、「頼り頼られる関係が理想」と捉える。
こうした思考の転換をした女性ほど、婚活がスムーズに進みます。
相手を“条件で選ぶ”婚活から、“関係を育てる”婚活へ。
この切り替えができる人が、最終的に“幸せな結婚”をしているのです。

“理想が高い”ことは悪くない。けれど、“見方”を変えると世界が広がる
婚活でつまずいてしまう女性の多くが、「理想が高いからダメなのかな」と自分を責めます。
でも、理想を持つことは悪いことではありません。
理想は“願い”であり、“方向性”です。
ただし、その理想を“条件のリスト”に変えてしまうと、出会いが窮屈になります。
“誰かに選ばれようとする姿勢”を持つと、自分の軸が揺らぎます。
そして、“理想の人”を追うあまり、“理想の関係”を見落とすこともあります。
理想とは、相手の条件ではなく、“自分がどうありたいか”を映す鏡です。
そこに気づけた女性から、婚活は柔らかく、優しく、そして前向きに変わっていきます。
監修者

株式会社マーズ 代表取締役
1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。



