Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:10月30日 更新日:10月30日

“幸せになる人”が無意識に手放している3つのこと

「どうすれば幸せになれるのか」。
婚活をしていると、誰もが一度は考える問いです。
でも、実際に“幸せになっている人”に話を聞くと、多くの人が同じことを言います。
それは「何かを手に入れたから幸せになったのではなく、“手放した”から楽になった」という言葉です。
幸せとは、足し算ではなく引き算。
不要なものを抱え込んでいるうちは、どんなに理想の人に出会っても、心が満たされません。
今回は、結婚相談所で成婚していった方々に共通する「幸せになる人が無意識に手放している3つのこと」を紹介します。

「完璧な自分でいよう」という思い込み

婚活中の多くの人が、自分を“良く見せよう”とします。
お見合いでは明るく、前向きで、話題も豊富に。
プロフィールには「性格は穏やかで協調性があります」と書き、短所を隠してしまう。
でも、実際に成婚している人たちは、完璧を目指していません。
むしろ「自分の不器用さ」や「緊張しやすさ」まで含めて、自分を受け入れています。

ある女性会員さんは言いました。

「今の夫は、私が“うまく話せない日”にも笑ってくれる人なんです」

自分を飾らず、等身大でいられる人ほど、信頼を得やすい。
なぜなら、“無理をしていない人”のほうが、一緒にいて心地よいからです。
完璧を目指すことは、一見努力に見えて、実は“弱さを隠す防御”でもあります。
その鎧を手放した瞬間、人はようやく“ありのままの幸せ”を感じられるのです。

カウンセラーのプロフィール

過去の失敗を引きずる心のクセ

過去の恋愛や婚活での経験が、次の出会いを邪魔してしまうことがあります。
たとえば、「前の人にもこう言われたから、きっとまた同じだろう」と決めつけてしまう。
「どうせまたうまくいかない」と、未来を過去で塗りつぶしてしまう。
でも、幸せになる人は、過去を“経験”として扱っています。
後悔ではなく、材料として活かす。
そこには“反省”ではなく“学び”があります。

ある男性会員さんの言葉が印象的でした。

「以前の婚活では、相手に合わせすぎて疲れていました。
でも、それに気づけたおかげで、今の妻とは自然体でいられます。」

人は失敗を恐れるほど、同じ場所で止まってしまいます。
過去を引きずるのをやめるというのは、“忘れる”ことではありません。
“もう同じ痛みを繰り返さないために活かす”ことです。
手放すというのは、諦めることではなく、前に進むための準備なのです。

成婚STORY

「幸せの形はひとつ」という固定観念

婚活をしていると、“理想の幸せ像”に縛られてしまう人が多いです。
「この年齢までに結婚して子どもがいて、マイホームを買って…」
そんな“型にはまった幸せ”を目指して、苦しくなっている人が少なくありません。
でも、幸せになる人は気づいています。
幸せの形は、ひとりひとり違うということを。

週末に一緒に散歩できる関係を幸せだと感じる人もいれば、毎晩、他愛もない話をできることを幸せと感じる人もいます。
特別な出来事よりも“穏やかな日常”の中に幸せを見つける人たちです。

婚活を通じて出会うのは、“理想の条件を満たす人”ではなく、“自分が穏やかに笑っていられる人”。
その気づきを得た人から、ご縁は自然に動き出していきます。

幸せは、誰かと比べるものではなく、“自分が心地よくいられるかどうか”。
その価値観を持てる人ほど、結婚後の幸福度も高いのです。

「手放すこと」が、“幸せの余白”をつくる

婚活がうまくいかないとき、人は“何かが足りない”と思いがちです。
もっと話上手にならなきゃ。
もっと魅力的に見せなきゃ。
もっと出会いを増やさなきゃ。

でも、幸せになる人たちはその逆をしています。
“手放す”ことで、心に余白をつくっているのです。

・完璧を目指す自分を手放す。
・過去の失敗を引きずるクセを手放す。
・幸せの形はひとつという思い込みを手放す。

この3つを手放したとき、人はようやく“幸せを受け取る準備”が整います。

頑張りすぎる人ほど、幸せを“作るもの”だと思っています。
けれど本当の幸せは、“感じることを許せる心”の中にあります。
手放した先にしか、見えてこない景色があるのです。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。