Blog ご成婚お役立ちコラム

公開日:10月25日 更新日:10月25日

“焦り”を感じたときに見直す3つのサイン

結婚相談所で活動していると、ふとした瞬間に押し寄せるのが「焦り」です。
周りが結婚していく。
同年代の友人が子どもを育てている。
アプリで出会っている人たちの投稿を見て、心がざわつく。

そんなとき、多くの人が「もっと頑張らなきゃ」と気合いを入れ直します。
でも、焦りの正体を見つめずに行動を増やしても、うまくいかないことが多いのです。

焦りは悪い感情ではありません。
むしろ“心のSOS”として、進み方を見直すサインなのです。
今回は、婚活が長引いている人が“焦り”を感じたときに見直してほしい、3つのサインを紹介します。

「誰かと比べている時間」が増えていないか

焦りの多くは、「他人」との比較から生まれます。
SNSで見かける幸せそうな投稿。
成婚エピソードで紹介されている“半年で結婚”という見出し。
それを見た瞬間、心の中に小さな焦りの火がつきます。

でも、比べた瞬間に、あなたの婚活は他人のペースになってしまいます。
比較はモチベーションにはならず、むしろ“自分の軸”を奪っていきます。

結婚はタイミングの競争ではなく、価値観の調和です。
早い人が幸せになるわけではなく、“自分のペースを信じられる人”が最後に笑います。

もし最近、「他の人はどうしてるんだろう」と思う時間が増えているなら、それは焦りのサインです。
比べる相手を「他人」ではなく、「昨日の自分」に変えてみましょう。
少しだけでも成長している自分を感じられれば、焦りはすっと小さくなります。

カウンセラーのプロフィール

「行動量」で不安を埋めようとしていないか

焦りを感じたとき、人は“動くことで安心”しようとします。
お見合いを詰め込みすぎたり、条件を広げすぎたり。
「動かなきゃ何も変わらない」と思って、無理に予定を増やしてしまう人が多いのです。

確かに、行動は大切です。
でも、“焦りベースの行動”は質を下げます。
自分の心が整っていない状態で会うと、相手の言葉の小さな違和感にも過敏に反応してしまう。
結果として、短期間で疲れてしまい、「もう婚活向いてないのかも」と感じる人も少なくありません。

焦りを感じたら、まずは行動ではなく“心のペース”を整えること。
カウンセラーや信頼できる人に話を聞いてもらう。
予定を詰めるより、1回1回の出会いを丁寧に味わう。

焦りは、“行動を増やす合図”ではなく、“立ち止まるサイン”かもしれません。

成婚STORY

「未来への不安」ばかり考えていないか

焦りが強くなると、人は“今”ではなく“未来”に意識が向きすぎてしまいます。
「このまま一生結婚できなかったらどうしよう」
「来年も同じことをしていたら嫌だな」
そんな不安が頭の中を支配すると、出会いそのものが苦しく感じてしまいます。

でも、未来の不安を考えても、答えは出ません。
未来は“今の積み重ね”でしか変えられないからです。

理想の人に出会えた人たちは、みんな口をそろえて言います。
「焦っていた時期もあったけれど、結局は今できることを大切にした」と。

焦りを感じたら、未来を考える前に、“今日の自分を整える”。
よく眠り、きちんと食べ、笑う時間を作る。
小さな安心を積み重ねることで、未来の不安は自然と薄れていきます。

「焦り」は悪者ではなく、“方向転換のチャンス”

婚活における焦りは、決して悪いものではありません。
それは「このままでは苦しい」という、あなた自身からのメッセージです。

焦りを感じたときは・・・
・他人と比べていないか
・行動量で不安を埋めようとしていないか
・未来への不安に心を支配されていないか
この3つを見直してみてください。

焦りを“敵”にするのではなく、“味方”に変える。
その視点の切り替えこそが、婚活を長引かせない最大の秘訣です。

焦りは、あなたが本気で“幸せをつかみたい”と思っている証拠。
だからこそ、焦ったときこそ、深呼吸をして立ち止まる勇気を。
その一呼吸が、ご縁を引き寄せる最初の一歩になるのです。

監修者

増田 修蔵

株式会社マーズ 代表取締役

1979年生まれ。滋賀県出身。
大学1年生の頃より放送作家として、バラエティ番組やスポーツ番組の企画・構成を担当。
30歳で趣味別の婚活パーティーを立ち上げ、連日満員となり、8年間で延べ4万人を動員。
2017年に結婚相談所を開業し、1年目より現在まで全期で「成婚優秀賞」を受賞。
元放送作家ならではの「会いたい!」と思わせるPR文でお見合いの成立率を上げ、成婚率は毎年7割を超える。
ファーストカウンセリングから成婚退会まで一人で担当し、これまで250人の成婚者を生み出す。 モットーは「押し付けないサポートで会員様の長所を最大限に活かす」。
33歳の時に結婚し、妻と2人の女の子の4人家族。
趣味は旅行、スポーツ観戦、お酒、ドライブ、Netflix鑑賞、エスニック料理店巡り。
旅行はこれまで60カ国を訪問し、旅行記を出版したこともある。